コロナ禍における葬儀事情

 葬儀やお墓について語ることをタブーとしていた時代は、すでに過去の話。最近では、ご自分の葬儀について考える方や、ご家族と話し合われる方も多くなっています。

 そんな中でのコロナ騒動。
 緊急事態宣言は解除され、少しずつ生活は元に戻りつつあるとはいえ、今後、葬儀はどうなっていくのでしょう。 

 ぜひ知っておきたい「これからの葬儀」について、3回にわたりシリーズでお届けします。アドバイスをしてくださるのは、西大島で1921年創業以来、葬儀・終活のサポートを勤めている大原セレモニーハート 代表取締役の茂木圭吾さんです。

コロナ禍で葬儀も様変わり

 3月に発令された緊急事態宣言以降、7月位までは、葬儀は行わず火葬のみという方がほとんどでした。しかも火葬場には、2・3名から5名くらいと、少人数のご遺族様のみが参列し、お見送りをするという状況でした。  

 でも、緊急事態宣言が解除され、9月からは「GO toトラベル」等もはじまり、緩やかではありますが、以前のように葬儀をされ、参列される方も多くなっています。

3密を避けた葬儀

 

 とはいえ、まだまだ感染される方が多い状況下。感染予防を考慮した様々な葬儀の形が提案されています。

 例えば私どもでは、従来、通夜の後にお浄めとして行っていた通夜振舞い(会食)を止めて、お弁当を用意し、お持ち帰りいただく。

 受付での密集を避けるために、会社関係の方は17時から18時。お住まいの地域の方は18時から19時等、会葬者をカテゴリーで分けて、参列していただく。

 また、オンライン事前受付システムを導入し、会葬者芳名録をあらかじめお送りいただいたり、生花やお香典の依頼をスマートフォンを使って行えるようにしています。

心に残る葬儀を

 誰もが初めて経験した自粛期間中、様々なことを考えられたことでしょう。

 その時期を経験したからこそ、現在、打ち合わせをさせていただく中で強く感じるのは、ご遺族様の「こんな時代だからこそ、力を合わせて出来る限りのお見送りをしたい。」という想いです。

 私どもでは、その想いを大切に、どのようなお見送りを望まれているのか、ご希望に添って葬儀を行っていただけるよう、お手伝いをさせていただいております。

 ご不安なことやご心配事がございましたらいつでもご相談ください。メールやスマートフォンでのご相談にも対応しております。

 次回は、費用をかけずに賢く満足できるお見送りをする方法についてお話します。

アドバイス

株式会社大原セレモニーハート
代表取締役社長
厚生労働省認定
葬祭ディレクター技能審査1級
茂木 圭吾さん

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