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~備蓄は防災のすべて~ 水害への備え

防災備蓄コンサルタントの水口です。1年の移り変わりは早いもので、花粉と黄砂の飛来が落ち着いたら初夏を迎えますから、水害について注意しましょう。

すでに今年の4月にマーシャル諸島近海で台風1号が発生しています。すぐに熱帯低気圧に変わったため日本への影響は全くありませんでした。でも、過去の気象を見ても、6月に入ると降雨量が増えて水害を引き起こしています。また近年地球温暖化の影響でしょうか、梅雨と言うよりスコールのように一時的にワッと降って排水しきれない水が溢れたり(内水氾濫)、台風が日本に近い海域の温かい海水温の領域を通過して急速に発達して上陸するなど、過去の経験を超える災害となっています。

そこで、江東区での水害対策について幾つか注意喚起します。

まずゲリラ豪雨。1時間の雨量が50ミリを超えたら危険な状況で、側溝へ排水しきれずに至る所に水溜りができます。特に車に乗っている人は、清洲橋通りと明治通りの交差点手前のアンダーパスは注意してください。水は低いところへ流れて集中します。アンダーパスには水が集中しますから、大丈夫と思って通過すると抜け出せなくなり自力では脱出できず水没の危険があります。

次に台風と高潮。2019年の台風19号は満潮時間があと少し早かったら、台風の通過時刻と重なって甚大な被害をもたらすところでした。また風も強かったので南側の窓には海水が巻き上げられ飛んできました。一夜明けると窓には白い結晶が残っていました。

ベランダや庭の草木にも被害が出ます。江東区は水辺の臨海部にあるので塩害にも注意が必要です。

そして、荒川の氾濫。台風19号ではあと少しで荒川が決壊という情報が出たため、避難した人も多くいました。でも風雨が強い中での移動は危険が伴います。余裕を持って、避難所を開設する体制を、整えてほしいと思います。

アドバイス

防災備蓄コンサルティング
水口健さん

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☎090(2175)0911

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