
公園の花壇は11月の植え替えが終わると少しひと休みの時期に入ります。12月は剪定した枝を使ってクリスマスリースを作ったり、年が明けると春からの計画を立てたりと、ガーデナーにとってはゆっくりと楽しむオフシーズンです。とはいえ近年は冬が暖かくなり、以前は越冬が難しかった植物がそのまま育つことも増えてきました。

冬の華・シクラメンの魅力
冬の代表的な花といえばシクラメン。なかでもガーデンシクラメンは寒さに強い品種として改良されたもので、最近は〝青いシクラメン〟として紫がかったミステリアスな色合いの品種も登場しています。「シクラメンの香り」という歌がありましたが、実際には香りは控えめ。かつてはお歳暮として贈られることが多かった、冬の定番植物です。底面潅水タイプは水やりが簡単で、葉の数だけ花が咲くため、葉が多い株を選ぶと長く楽しめます。また〝葉組み〟と呼ばれる作業で葉を放射状に整えると、中央に花がすっと立ち上がり、美しい姿になります。
花が終わると種ができ、茎がくるくると巻く姿もユニークで、そこから「サイクル→シクラメン」と名がついたという説もあります。パンジーより早く店頭に並び、春遅くまで咲き続け、翌年も開花するというお得なお花です。
キッチンで楽しむ小さなリボーン菜園
また、キッチンでも小さなガーデンが楽しめます。ダイコンやニンジンの頭を少量の水に浸しておくと新しい芽が伸び、育った葉は食べることもできます。上手な方は花を咲かせることもあるほど。冬の食卓にちょっとしたビタミン補給と彩りを添えてくれます。
室内で育てる小さなグリーンは、寒い季節の心をそっと温めてくれる存在です。

アドバイス
コミュニティガーデン
アンバサダー
東方 陽子さん


