庭から始まる、やさしい季節の楽しみ

春の光がやわらぎ、庭がいっせいに目覚める季節になりました。土の中の生き物たちも動き出し、新芽がふくらみ、花が次々と咲き始めます。自然のリズムに背中を押されるように、何か始めたくなる春。そんな今こそ、ハーブや野菜の種をまいてみませんか。

種まきのタイミングと育て方のコツ

種まきの目安は八重桜が咲く頃。気温が15〜20℃ほどに安定し、遅霜の心配がなくなった時期が適しています。春まきの種は4月から6月頃までに。早めにまけばじっくり根を張り、遅めなら気温の上昇とともに勢いよく育ちます。発芽のスイッチは「水・温度・空気」。土をやさしく湿らせ、日当たりと風通しを整えて見守りましょう。

ただし、バジルやゴーヤーは20℃以上で発芽が安定します。5月以降にまくか、室内で芽出ししてから植え替えるのがおすすめです。自分でまいた種から育てれば、農薬に頼らないオーガニックな苗になります。苗から植えるより時間はかかりますが、その分いのちの成長を間近に感じられ、収穫の喜びもひとしおです。

ハーブのある暮らしと、広がるよろこび

ミントやラベンダー、ローズマリーなどは、種よりも挿し木で増やすのが一般的。ハーブとは「人にとって役に立つ植物」。虫から身を守るために身につけた香りや成分を、私たちは暮らしに生かしてきました。

秋の種まきはお彼岸過ぎから10月末まで。種をまき育てることは、食べものを自ら生み出す力を育むこと。たくさん収穫できたら、ぜひ周りの方へお裾分けを。小さな種から広がる喜びが、地域の笑顔へとつながっていきます。

木場公園の種から発芽した様子。かわいらしくも、生命力に溢れています。
3月上旬に撮影された河津桜。春の訪れを感じさせてくれます。

アドバイス

コミュニティガーデン
アンバサダー
東方 陽子さん

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