元気に冬を乗りきるための小さな習慣

冬は一年の中でも、体に負担がかかりやすい季節です。気温が下がることで血流が悪くなり、肩こり・関節痛・冷えが出やすくなります。また湿度が低く、肌のかさつきや喉の痛み、風邪が増えるのもこの季節の特徴。江東区は海風影響で冬場は空気が乾きやすく、体調管理がより大切になります。今回は、シニア世代の皆さんに向けて、今日からできる“冬の乾燥・寒さ対策”をご紹介します。

部屋の「湿度40〜60%」が健康のカギ

冬に多いトラブルといえば乾燥です。肌や喉が乾くと、ウイルスが体内に入りやすくなり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。理想の湿度は40〜60%。加湿器を使うのが手軽ですが、加湿器がなくても「洗濯物の部屋干し」「濡れタオルを室内にかける」「コップに水を入れて置く」などで代用できます。

また寝室の乾燥は特に注意が必要です。朝起きたときに喉が痛い、咳が出るという方は、枕元に小さな加湿器を置くだけでもかなり楽になります。

冷えを防ぐ〝3つの首〟を温める

「冷え」を感じやすい冬は、体の〝首・手首・足首〟の3つを温めることが大切。ここは太い血管が通っているため、温めることで全身が温まりやすくなります。

ネックウォーマーや薄手のレッグウォーマーは、家の中でも使いやすく重宝します。また、靴下の重ね履きはかえって血流を妨げることがあるため、厚手の靴下1枚がおすすめです。

お風呂は、40度前後の〝ぬるめのお湯〟に10〜15分ゆっくり浸かると血流が改善され、体の芯からぽかぽかになります。

「加齢による乾燥」を防ぐために

歳を重ねると皮脂量が減るため、肌の乾燥はどうしても起こりやすくなります。お風呂上がりに保湿剤を塗る際は、すぐに塗ることがポイント。タオルで水気を軽く押さえたら、1〜2分以内にクリームを塗ると、水分が逃げにくくなります。

手肌の乾燥にはハンドクリームも効果的。特に外出後や洗い物のあとに塗ることで、ひび割れやあかぎれを防ぎます。

冬の散歩が〝冷え〟を解消する

体を温める最も自然な方法は「歩く」こと。江東区は木場公園や横十間川親水公園など、季節の景色を楽しみながら歩ける場所が多くあります。

10〜15分でも、歩くと血流が改善し、手足の冷えが楽になります。日光を浴びることで体内時計も整い、夜の眠りが深くなる効果も。

寒い季節を快適に過ごすには、〝ちょっとした工夫〟の積み重ねが大切です。乾燥対策と冷え対策をしっかり行い、元気に冬を楽しみましょう。

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