「費用はいくらくらいかかるの?」「1Kの部屋なら安い?」
遺品整理について、そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回はクリーンライフ 三橋芳勝さんに、遺品整理の費用の仕組みや、後悔しない業者選びのポイントについてお話を伺いました。
遺品整理の費用は何で決まる?
実は遺品整理の費用は部屋の広さではなく〝物の量〟で決まります。同じ1Kでも、家具や衣類、思い出の品が多ければトラック何台分にもなり、その分費用は高くなります。一方、一軒家でも物が少なければ意外と安く済むこともあります。

さらに、建物の条件も費用に影響します。エレベーターがない3階の部屋や、トラックを停める場所がない住宅地では、作業に時間と人手がかかるため金額が上がることも。だからこそ、電話だけで正確な金額を出すのは難しく、現地での見積りが大切になります。
ここで大切なのが業者選びです。チラシやネット広告で安さだけをうたう業者の中には、処分品を不法投棄したり、見つかった現金や貴重品を報告しなかったりする例もあるといいます。
一方、葬儀社などから紹介される業者は、信頼関係の上で仕事をしているため、不正やトラブルを起こせば紹介元との関係が断たれてしまいます。そのため、処分のルートや現金の報告などもきちんと行い、透明性のある対応が期待できるのです。
家族で仕分けることが、心の整理にも
三橋さんが見積りに訪れたあるご家庭では、ご遺族みんなで遺品を仕分けした際、「この服、よく着ていたね」「おしゃれな人だったわね」と自然に思い出話が生まれたそうです。遺品整理は単なる片付けではなく、故人を偲びながら心を整理する時間でもあります。自分たちでできるところは仕分けし、処分しにくい家具などだけを業者に頼むことで、費用を抑えることもできます。

「捨てられない物」には供養という選択
写真、人形、布団、衣服、仏壇や位牌など、どうしてもゴミとして捨てられない品もあります。そんな時に利用されているのがお焚き上げ供養です。感謝の気持ちとともに天に送ることで、故人への想いを大切にしたまま手放すことができます。
最近は「子どもに負担を残したくない」と、親の世代で仏壇を小さなものに替えたり、墓じまいをする方も増えています。きちんと供養してから整理することで、後悔のない選択になります。
またクリーンライフでは、「愛着しのび袋」というサービスも用意されているとのこと。袋のサイズが許す限り、捨てるにはしのびない故人が愛用していた品をなんでも入れることができます。中には、亡くなる直前まで使用していたお布団やスリッパ、お洋服などを入れた方もいらっしゃったのだそうです。
遺品整理も供養も、「どう片付けるか」ではなく、「どう気持ちを込めて見送るか」が問われる時代になっています。迷ったときは、値段だけでなく信頼を基準に、安心して相談できる相手を選びたいものですね。

クリーンライフ
三橋 芳勝さん

