お口の中の痛みほおっていませんか?

口内炎ができてなかなか治らない。痛みがなかなか消えない。そんな症状はありませんか? 長引く痛みは口腔がんのサインであることも。

頼れるお口のかかりつけ医、砂町北歯科、院長、下田隆司先生にお話しを伺いました。

口腔がんはどのような病気?

口の中全体を口腔と言い、口の中にできるがんを総称して「口腔がん」と呼んでいます。「口腔がん」はできる場所によって舌がん・歯肉がん・口腔底がん等に分類されます。

部位別では『舌がん』が最も多く、次に多いのが『歯肉がん』です。がん全体の1%程度と言われ、60代以上の男性に多くみられます。

症状は?

口腔がんの自覚症状で最も多いのが口腔内の痛み。

痛みが1カ月くらい続いたら要注意です。「口内炎」と自己判断せずに歯科医院を受診しましょう。

口腔がんは、他のがんとは違い、患部を直接見ることができるので早期発見しやすいがんと言えます。当医院でも、口内炎とは明らかに違う症状がみられた時には、すぐにがん治療ができる医院を紹介しています。

早期発見した場合は比較的軽い手術で済み、後遺症もほとんど残ることはありません。

でも、進行してしまうと、手術により舌やあごの骨を切除してしまったり顔が変形したりすることがあり、そのため食事や会話が困難になり、日常生活に支障をきたすことになります。

主な原因は?

「口腔がん」の主な原因となるのは喫煙で、喫煙に次ぐ原因となるのが飲酒と言われています。また、進行したムシ歯をそのままにしていたり、合わない入れ歯を無理して使っていて舌や頬を傷つけていたり、口の中が歯垢や歯石で汚れていたりすると口腔がんが発生しやすくなると言われています。

予防は?

日常的に、たばこやお酒を控え、合わない入れ歯、破れたかぶせ物、治療していないムシ歯があれば放置せず、歯科医師の治療を受けましょう。

口腔がんの予防で大切なことは、かかりつけの歯科医院を持って、口腔内の状態を把握すると共に、同時に口腔内のケアをしてもらうことです。

当院では、各個人のリスクの状態に合わせたオーダーメイドの予防処置を行っています。

また、安心して治療を受けていただけるよう、一つ一つの診療室を半個室とし、プライバシーとソーシャルディスタンスに配慮した作りにしています。

予約制ですので、院内が混雑することもありません。

口腔内をいつもきれいにし健康に保つことは、食べる喜びを持ち続けるといった生活の質にも影響します。
ぜひお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。

お話し

砂町北歯科 院長
下田 隆司先生

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