住まいを通して考える老後の生活

年齢を重ねるに連れ、「このままここに住み続けられる?」「施設に入ることになったら、この住まいは?」
不安を感じることも多くなることでしょう。

住まいを通して様々なご相談を受けられている住友林業ホームサービス株式会社 豊洲店店長 澤﨑公彦さんに、実際の事例を通して、お話しを伺いました。

施設入居後に売却のご相談

私共住友林業グループでは、スミリンフィルケア株式会社が介護付き有料老人ホームを運営しています。入居を決められた方の中には、それまでお住まいだった一戸建てやマンション等をどうするか、入居後にご相談いただくことが多くあります。

事例① 認知症を心配してお嬢様が手続き

マンションで一人暮らしをされていた男性。認知症が少し進んでおり、お嬢様が心配して施設を探されていました。ご本人が気にいった施設に入居してほしいと、スミリンフィルケア株式会社の介護付き有料老人ホームを見学し、入居されました。

男性がそれまで住まわれたマンションはその後使用される方はなく、今後の入所費用を考えると、売却したいということで、査定の依頼をお受けしました。

でも、この方のように認知症を発症してしまうと、ご本人の意思を確認できないため、簡単に売却はできません。

任意後見人を選んでいなかったので、お嬢様は様々な書類を用意し、裁判所に申し立てをして、法定後見人の手続きを申請。現在手続きを進めていますが、財産管理を任せられる後見人が決まるまでに、2カ月から3カ月はかかってしまうということ。さらに、そこから財産の確定をしたり、売却する必要があるのかないのかの判断も裁判所に委ねるため、当面の資金の工面に頭をかかえていらっしゃいます。

事例② 相続を考えて遺言書を作成

同じようにお一人暮らしの男性。ご自身の終活として相続の事を考えて公正証書遺言を既に作成されていました。

お元気で生活されていましたが、転んで骨折。一人では歩行に不自由を感じ、スミリンフィルケア株式会社の介護付き有料老人ホームを見学され、気に入っていただき入居されました。

それまでは、食事・掃除等の家事一切をご自身でされていました。入居後は、食事はもちろん掃除等も全て施設が行ってくれるので、生活リズムや食生活が改善され、今まで以上にお元気で楽しく生活されています。

この方も、お住まいを売却されたいということでしたが、意思能力のあるうちにと財産をどうしたいか全て決められていたので、スムーズに進んでおります。

資産価値を知ることはこれからのための第一歩

お元気なうちはなかなか考えづらいものですが、どのような方でも、いつどんなことが起こるか、どのような状況になるかわからないものです。

しっかりしている今のうちに、今後の生活を考えておくことは、お子様方の負担を少なくするためにも大切なことだと実感しています。その第一歩として、ご自身の資産価値を知っておくことは大切な事です。

当社は、ご不安を少しでも取り除けるよう、お客様のご要望を伺い、査定のみという方にも丁寧に対応させていただいております。

売買、住み替えだけでなく、老人ホームやリフォームの紹介、税金や相続のこと等、よりよい人生を過ごしていただくためのサポートをワンストップで行っております。

是非お気軽にご相談ください。

アドバイス

住友林業ホームサービス
株式会社
豊洲店店長
澤﨑 公彦さん

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