『国民皆歯科健診』導入

6月、テレビニュース等で、「国民皆歯科健診」という言葉が、盛んに聞かれました。「それって何?」と思われた方も多いのではありませんか。

「国民皆歯科健診」とは…

『砂町銀座の頼れるお口のかかりつけ医』砂町北歯科、院長、下田隆司先生に伺いました。

「国民皆歯科健診」とは

6月に閣議決定した経済財政運営の指針に、全国民に毎年、歯科健診を受けてもらう「国民皆歯科健診」の導入に向けて検討する方針をまとめました。

口腔内の健康と全身の健康状態は密接に関連していると、以前からお話ししていますが、日本人では、40歳以上の約8割が歯周病の症状を持っているとされています。

そして、最近の研究で、歯周病が誤嚥性肺炎、動脈硬化、心臓病、脳卒中、糖尿病、アルツハイマー病などの病気と関係があることがわかっています。

歯の健康を維持して他の病気の誘発を抑え、健康寿命を延ばす。また、医療費の抑制も目指したいとしています。

治療より予防を

とはいえ、検討が始まったばかりで、詳細については、これからという段階です。

現在、歯科健診が義務づけられているのは、1歳半と3歳、小中高生の学校健診のみというのが現状。歯の健康については、後回しになることが多く、虫歯になり歯が痛くなってから治療をしてもらうという方が、今でも多いように感じます。でも、痛くなってからでは、症状が悪化していて、治療に時間がかかり、その分、費用もかさんでしまいます。

江東区では

おとなの歯科検診(成人向け歯科検診)として、江東区歯科医師会に委託し、4月1日から3月31日までに、20歳から70歳まで、5歳おきの方を対象に実施しています。対象者の方には、6月中旬から受診券シールが送られていますので、届いている方もいることでしょう。

この検診では、
•歯・喪失歯の状況
•歯周組織の状況
•口腔内清掃状態等
歯肉の状態を検査します。

また、むし歯、詰め物の状態、歯肉や粘膜の状態、かみ合わせの状態を確認します。

また、70歳以上の方には、江東区後期高齢者医療制度の加入者で76歳、81歳、86歳の方に、健康長寿 お口の元気度チェック(高齢者向け歯科検診)を行っています。

検診内容は、
•問診(受診票により歯科医師が聞き取る)
•口腔内診査
•口腔機能評価

どちらも江東区歯科医師会に委託していますので、江東区歯科医師会会員の歯科医院のみで受けられます。

もちろん、当院は江東区歯科医師会会員ですので、いつでもご予約いただけます。

当医院では、健診後の治療等に関しても、各個人のリスクの状態に合わせたオーダーメイドの処置を行っています。

また、安心して治療を受けていただけるよう、一つ一つの診療室を半個室とし、プライバシーとソーシャルディスタンスに配慮した作りにしています。予約制ですので、院内が混雑することもありません。

ぜひお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。

お話し

砂町北歯科 院長
下田 隆司先生

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