テレビを見たり、手芸に没頭したり。気がつけば、同じ姿勢で座りっぱなしなどということはありませんか。
そして、立ち上がろうとしたら、腰に違和感が…
腰痛を予防するためにはどうしたらいいのでしょう。 天明堂はりきゅう治療院 院長中村和明先生にお話を伺いました。
どうして腰が痛くなるの?
私たちの背骨は前後にゆるやかなS字型のカーブを描いています。
それによって上半身の重さを分散したり、衝撃を吸収したりできるのですが、長時間、悪い姿勢が続くと、筋肉がコリ固まってS字型のカーブをゆがめてしまいます。すると特に腰の部分の関節に負荷がかかり痛みが生じてしまうのです。
正しい姿勢で過ごしましょう
椅子に腰かける時には、出来るだけ深く、背骨から腰にかけての曲線を意識しながら、あごを引き、背すじを伸ばし、頭が前に出過ぎないようにしましょう。
腰が丸まらないように、柔らかいクッションを背もたれと背骨の間に入れると楽に姿勢を保つことができます。
腰痛予防のお勧めストレッチ
★ストレッチをする時には息を止めずに、ゆっくり深呼吸をしながら行いましょう。
・前側の筋肉のストレッチ
①片膝を立て、もう片方の足を後ろにひいて、前に出した太ももの上に手をのせます。
②ゆっくり上体を前に倒し、お腹から太ももの前側の筋肉を伸ばします。
③上体が不安定になるようならば、壁に手を当てて行ってみましょう。
※状態が前かがみにならないようにします。
・ひざ倒しストレッチ
①あお向けに寝て両ひざを立てます。
②両足を揃えたまま片側にゆっくり倒します。反対側も同様に行い、これを左右交互に6回くらい繰り返します。
無理のない範囲で1日に1回でも行うと、腰痛予防に効果があります。
アドバイス
天明堂はりきゅう治療院
院長 中村和明先生