小名木川 ぶらり

小名木川は、旧中川から隅田川まで東西に江東区を横断している4640mの一級河川です。
天正18年、徳川家康の江戸入府の頃に、塩などの物資の輸送路として用いたのが始まりと言われています。明治時代には、小名木川水運を利用して、諸工業が発展しました。現在小名木川の両岸は「塩の道」として整備されています。(江東おでかけ情報局より)
少しだけ過ごしやすくなってきた今日この頃。ご自分のペースでゆっくりのんびり、川の流れを楽しみながら歩いてみませんか。

目次

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清澄通りにかかる高橋から出発です。高橋には、高橋乗船場がありますが、定期運航はないようです。今回は、高橋から番所橋を目指して歩きます。

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小名木川の川幅は広く遊歩道もゆったり作られています。歩き疲れたらところどころに設置されているベンチで一休み。

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小名木川と大横川が交差します。遊歩道は、大横川に沿って作られていますので、しばし小名木川を離れます。

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小名木川と大横川が交差する所の猿江側に猿江船改番所跡の看板を見つけました。
『小名木川は江戸への物資輸送の重要な交通路であったため、とくに江戸の町を守る必要上、江戸時代の初め、万年橋北岸に通船改めの番所が置かれました。』平成6年3月 江東区教育委員会が設置したものです。

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小名木川添いの遊歩道に戻り、少し行くと小名木川橋にたどり着きます。小名木川と四ッ目通りが交差する小名木川橋の北詰に建っている五百羅漢道標。この道標は大島の羅漢寺あるいは亀戸天神社へ参詣に訪れる人々の案内板の役割を果たしていました。
また、小名木川五本松跡は、浮世絵にも描かれた松の名所跡。松尾芭蕉がこの場所に舟を止め、「川上と この川しもや 月の友」の句を残したり、歌川広重が描いたりもしています。
明治の末にこの松は枯死しましたが、昭和63年、現在の地に復活しました。(江東区公式ホームページより)

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小名木川クローバー橋、進開橋を通り過ぎ、ひたすらまっすぐに行くと丸八橋が見えてきます。丸八橋のたもとには「大島稲荷」があり、「俳聖松尾芭蕉奥の細道旅立三百年記念句碑」と、俳聖松尾芭蕉翁像があります。
(大島稲荷神社公式サイトより)

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さらに番所橋に近づき、遊歩道を離れて一般道に入ると、宝塔寺が見えてきます。
宝塔寺には江東区登録文化財が多数あり、その中でも江戸時代の商人が商売繁盛を願って塩を備えたことが由来の「塩なめ地蔵」が有名です。また仏前の塩をもらって、いぼにぬると治るともいわれ、別名「いぼ取り地蔵」とも呼ばれています。(江東おでかけ情報局より)

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ゴールの番所橋が見えてきました。到着です。番所橋の上からは旧中川が見られます。
旧中川の川の駅には水陸両用バスのスロープ、手漕船乗船場(和船・カヌー乗り場)、にぎわい施設(売店・休憩所・足湯・トイレ[身障者対応])、川床(水際の休憩場所)と4つの施設があります。(江東区公式ホームページより)

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