4月から、南砂住宅自治会と一緒に「健康麻雀サロン」が月1回開催されています。取り組みを進めているのは「コミュニティ健康麻雀協会」代表の藤田蘭子さん。「誰でも気軽に楽しめ、地域の交流や健康づくりに役立てたい」との思いで活動されています。
協会は昨年3月に設立され、最初は豊洲4丁目都営住宅で活動をスタート。当時、自治会の麻雀会は人数が減り、解散を検討している状況でした。そこで藤田さんは「健康麻雀なら地域の交流やフレイル予防にもつながるのでは」と提案。自治会長の西岡誠さんの協力で、毎月第3火曜日に1回500円でスタートしました。

初心者にも優しい
初回は10名ほどが参加し、半分以上は麻雀未経験者。藤田さんがルールやマナーをわかりやすく教えたことで、特に女性の方も安心して参加できる場となりました。半年ほど経つと「月1回ではすぐに忘れてしまうので、もっと回数を増やしてほしい」との声が高まり、1年後には月3回、しかも参加費無料に。現在は20名以上が参加し、卓も2卓から5卓に増えています。今では自治会が主催し、自主運営の形が整いました。
この活動の目的は、麻雀を通じて子どもからシニアまで、多世代の交流の場をつくること。初心者向け教室も行い、誰もが気持ちよく楽しめる環境を大切にしています。さらに、長時間座りっぱなしにならない工夫や、自然と会話が生まれる雰囲気づくりも心がけています。
豊洲での成功例を受け、現在は南砂住宅でも毎月第3木曜日に開催中。初心者の方も半数ほどおり、若い世代の方が会社を半休して参加することも。参加費500円は自治会が負担し、自治会員は無料に。これが自治会加入のきっかけにもなっているそうです。
「今後はさらに参加者を増やし、健康麻雀大会も開きたい。そしていずれは子どもたちも交えて、地域みんなで楽しめる場にしたい」と藤田さんは語ります。
健康麻雀は、地域のコミュニティづくりや健康づくりにぴったり。
皆さんの地域でも取り入れてみてはいかがでしょうか?


健康麻雀のうれしい効果
・脳が活性化し、認知症やフレイル予防に。
・外出のきっかけが増え、暮らしに楽しみができる。
・地域の交流の場となり、顔なじみが増える。
コミュニティ健康麻雀協会
代表 藤田蘭子
メールアドレス:info@kyogu.site
