ガーデニングで夏バテ予防

今年も夏がやって来ました。

この急激な温暖化は、80万年ぶりの大変化だと聞いてびっくりしています。人間がこの変化に対応するのは、なかなか難しいことですね。

植物も同様に、暑さに耐えきれず夏を越せずに枯死してしまうものも出てきました。夏を越すためには、体力づくりが必要ですね。

ガーデニングは健康に役立ちます。まず、外に出て陽の光を浴びることでビタミンDが生成され、免疫力が高まります。セロトニンという「幸福ホルモン」が脳内で分泌されることもわかっています。

また、お手入れの中で立ったり座ったりする動作はスクワットと同じ。自転車こぎと同じくらいの消費カロリーがあると知ったときは驚きました。

意外と木陰は風が通り、暑いと思って外に出ても涼しく感じることも多いものです。

お部屋の中で冷房をつけながらテレビを見ているより、花友と〝花端会議〟をしながらお手入れのあとのお茶を楽しむ時間は、冷房費の節約にもなり、カーボンオフにもつながります。

もちろん、会話をすることが認知症予防に最も効果的だというのは、皆さんもご存じのことでしょう。

土に触れることで得られる、もうひとつの力

実は、土の中には人にとってとても大事な細菌がいることが、2019年にアメリカのコロラド大学の研究によって明らかになっています。

この細菌はストレスを軽減したり、アレルギーを和らげたりする効果があるそうです。

コロナ禍では「無菌」であることへの関心が高まりましたが、むしろ共生できる〝良い菌〟とも離れてしまったのかもしれません。

悪い菌が入り込む前に、良い菌と共生しておくことは、新生児にとっても大事なことだそうですよ。

土の中にいるミミズも、体内を通過することで有害な物質を無毒化してしまうそうです。

ちょっと苦手だったミミズのことも、今ではすっかりお気に入りのいきものとなりました。

木陰のある道を選んで、コミュニティガーデンへ足を運んでお手入れされている皆さんにお声がけしてみてください。

今、江東区では86か所で活動が行われています。

夏から秋にかけて花を咲かせるエキナセア。カラフルで可愛らしいお花です。

アドバイス

コミュニティガーデン
アンバサダー
東方 陽子さん

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