今年の春は桜の開花が例年より2週間も遅く、遅い春の訪れとなりました。
2月の温かさから一転して3月の寒さが強くて、今までの開花予報の計算方法ではうまくいかなかったそうです。そして今後の予報ではいまだかつてない猛暑になるとか…
暑さを和らげるために緑のカーテンを作りましょう。おすすめはゴーヤーです。育てやすく虫も付きにくく、食べれば血圧を下げる効果もあり、夏バテ予防にもなります。苦みも食べていくうちに癖になりますよ。
よしずなどでも日差しを遮ることはできますが、よしず自体が40℃以上に温められてしまいます。真夏のアスファルトは60℃以上。そこから出る放射熱が実際の気温以上に熱くなります。またエアコンの室外機からの放熱も気温を上昇させます。
その代わり、緑のカーテンは植物の蒸散作用※で葉の表面の温度が下がります。測定してみると30℃前後で維持されます。
見た目に涼しいだけではなく、実際に温度が低いのです。緑のカーテンから外壁までの空間が広いと涼しい風が通り抜けるようになります。ゴーヤーは生育温度が20℃~30℃なのでゴールデンウィークを過ぎてから植え付けをした方がよいです。ポイントは1株につき15リットルの土が必要、苦土石灰を多めに施して弱アルカリの土を作ります。小さなプランターではきちんと育たないので大きなプランターを用意してくださいね。
ガーデンでも同様に草花があることで地表が熱くなることを防いでいます。
裸地が40℃になっていても、草丈30㎝で20℃前後、草丈10㎝で25℃くらいだそうです。雑草でいいので何かしら地表が植物で覆われていれば打ち水のような効果を発してくれます。木陰で風を感じると涼しいですよね。
ゴーヤーは、チャンプルもいいですが、ツナマヨ和えがおススメ。私は薄くスライスしてそのまま和えます。ベランダで収穫してすぐ食べれば苦みも少なくシャキシャキ美味しいです。佃煮やパイナップルと和えるという食べ方も!新しい調理法を考えるのも楽しいですね。植物に囲まれた暮らしを楽しみましょう♪
※蒸散作用(植物は葉の表面から水を蒸発させる力を利用して根から水を吸い上げ空気中の二酸化炭素と太陽の光のエネルギーを利用して酸素と栄養を作り出しています。気温が高くなると水分を放出して葉の表面温度を下げようとします。この水が蒸発するときに気化熱が周囲から奪われることによって涼しくなります。)
アドバイス
コミュニティガーデン
アンバサダー
東方 陽子さん