豪雨災害について
今回は、「豪雨災害」についてお話しします。前回は水の備蓄について話しましたので今回も備蓄についてと思いましたが、やはり昨今の災害で水害が顕著なため、気を付けるべきところと対処について話します。
「ゲリラ豪雨」に「線状降水帯」などニュースなどで良く聞くようになりましたね。どちらも局地的に大雨を伴い一瞬にして辺りを水浸しにします。
この雨はどこからやってくるのか。この正体は積乱雲で、発生することで集中して線状降水帯を形成して連続して雨を降らせます。場所によっては、1年分の降水量がわずか2、3日で降ったりするので、山は水を貯えきれずに土砂崩れを引き起こし、河川は氾濫し、都市では下水や川で排水しきれない水が行き場を失い内水氾濫を引き起こします。
ここでは江東区特有の水害についてお話しします。江東区のある関東平野は以前より河川の氾濫により肥沃な大地を形成しています。その反面、荒川流域には海抜0m地帯が多く存在して、河川が氾濫すると水没する危険が大きな場所です。お隣の江戸川区を含める「江東五区」では、「ここにいてはダメです」とチラシを作成し、氾濫時の注意を呼び掛けています。もしも氾濫しそうになったらどうすべきか。
まずは事前に氾濫しない区外へ前もって避難します。もしも氾濫したらどうするのか。
できるだけ上に避難する。自分の家の2F以上やマンションの上層階や、大きな建物の2F以上へ避難してください。そして浸水した水は引くまでに数日掛かることがあります。
避難の時には、水や食料、簡易トイレなどの他、濡れた洋服を代える用意をしてください。
最近の天気予報は詳細に雨雲の発生を伝えてくれます。自分のいる場所にいつ大雨が来るのか予測がたてられます。たとえ避難が空振りに終わっても良しとして、まずは避難できる場所を自ら確認してみてください。
水は命の水になりますが、氾濫すると命を奪う水にもなります。とにかく事前避難が一番大切です。
アドバイス
防災備蓄コンサルティング
水口健さん
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