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~備蓄する防災~ 本当に役立つ備蓄品心の備蓄

防災備蓄コンサルタントの水口です。この原稿を書いている6月は、梅雨らしい? しとしと雨だけではなく、突然雷雨を伴う激しい雨や突風などが吹いています。

先日、砂町水再生センターの先にある新砂運動場(サッカー、テニス、ソフトボール、ターゲットバードゴルフで利用可能)で、中学生のサッカー大会がありました。天気予報では午後3時頃より雷を伴う雨の予報。実際は、午後2時頃から雨が降り出し、一気に豪雨で雷が鳴り始めました。一旦雨も小降りになった時、中断していた試合が再開されました。しかしすぐに中断されました。雨も止みはじめ、雨雲も去って試合はできそうです。

さてどうしてでしょう?

観戦している人の方へ大会役員が走ってきます。

「雨は止みそうですが、稲光が見えるのでこれ以降の試合は中止とし、延期とします」との説明。

そうです、雷は遠くに見えてもあっという間に近くに来ます。ゴロゴロと音がしたら外出は控え建物に身を寄せましょう。特に今回のように広いグランドにいるのは大変危険です。光の速さは毎秒30万㎞、音の速さは毎秒340mなので、雷の光の10秒後に音が聞こえたら3、4km先での雷です。この距離は新木場駅から葛西臨海公園駅とほぼ同じです。空から見たらほんのすぐそこで雷が発生しています。

雷が鳴っている時の対応は、
・とにかく頑丈な建物の中に入る
・車の中にいる です。
木の下への避難、ゴム製の長靴を履いているから大丈夫、雨が降ってるから傘をさして避難などは間違いです。雷の電圧は極端に高いのでゴム製の長靴は役に立ちません。

また、雷は木よりも人間の方が電気を通しやすいので、木の下の雨宿りは禁物です。

今回は、大会役員の方々が雷の特性を理解しての行動で、未然に事故が防げました。

皆さんも、冷たい風が吹いてきた、急に空が暗くなった、ゴロゴロと音がする、と感じたら広いところを避けて避難を優先してください。

「心の備え(備蓄)あれば憂いなし」です。

アドバイス

防災備蓄コンサルティング
水口健さん

備蓄品の購入に関する
お問い合わせはみずぐち 
☎090(2175)0911

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