今年もひと足早く亀戸七福神めぐり

亀戸七福神は、亀戸三丁目、四丁目の、2階建ての木造建築が多い、昔懐かしい町並みの細い路地をたどって、約1時間半でめぐることができます。今回は、曳舟駅と亀戸駅の5駅、路線の距離が3,4キロメートル間を走る、2両編成の東武亀戸線に乗って、亀戸水神駅からスタートしました。

●亀戸七福神
色紙は1月7日まで(有料)。
ご開帳は元旦から行われていますが、終了日は社寺により異なります(東覺寺は1月3日まで、常光寺は1月15日まで、その他の社寺は1月7日まで)。

1 常光寺[寿老人(延命長寿)]

寿老人は「じゅろうじん」と読み、長寿を授けてくれる七福神の1人です。  
常光寺の本尊の阿弥陀如来は行基の作と伝えられ、江戸時代の行楽のひとつ、江戸六阿弥陀巡礼の6番霊場として栄えました。
亀戸4―48―3
東武亀戸線「亀戸水神」駅
徒歩7分

2 東覺寺[弁財天(芸道富有)]

弁財天は、弁舌・音楽・財福・知恵などをつかさどるインドの女神です。
東覺寺は、江戸時代には「亀戸不動」として信仰を集め、覚王寺と合併し大日如来がご本尊に。弘法大師ゆかりの寺をめぐる「御府内八十八カ所巡り」の73番目の札所。
亀戸4―24―1
東武亀戸線「亀戸水神」駅 徒歩9分

3 香取神社[恵比須神(愛敬富財)・大国神(有富蓄財)]

6街区の水産仲卸売場棟には、移転の際にニュース等で度々登場した、ターレの実物2台が展示してあります。また、築地市場時代に入荷した最大のクロマグロ等身大パネルが設置されていて、並んで撮影することも可能。

4 普門院[毘沙門天(勇気授福)]

毘沙門天は国土守護の武神として、とくに武将の間に信仰されるようになりました。普門院は、元和2年に豊島郡石浜三股城内(現荒川区南千住3丁目)から移転してきたと伝えられています。その移転の際に誤って梵鐘を隅田川に落としてしまいました。そこが鐘ヶ淵(墨田区)の地名の由来となった言われています。墓地には、歌人の「伊藤左千夫」や幕末の名横綱「秀ノ山雷五郎」の墓などがあります。また、弘法大師府内88か所の内40番札所でもあります。
亀戸3―43―3
JR総武線・東武亀戸線「亀戸」駅 徒歩13分

5 天祖神社[福禄寿(人望福徳)]

福禄寿は、幸福・財宝・長寿にご利益があるとされています。天祖神社には、聖徳太子のご神体がまつられていたと云われています。また、悪病が大流行したとき、織田信長がこの神社で流鏑馬の行事を行わせたところ、たちまち収まったので、以来病気を治す神社として有名になりました。現在でも子ども歩射が行われています。
亀戸3―38―35
JR総武線・東武亀戸線「亀戸」駅 徒歩18分

6 龍眼寺[布袋尊(清廉度量)]

布袋尊は、心や度量が広い神様と言われ、ご利益には無病息災や商売繁盛などがあるとされています。龍眼寺の創立は、応永2年。39世元珍が萩を好み、元禄6年に境内に萩を植え、その後、明和7年住持義梅がさらに萩を増殖したので萩寺として親しまれています。
亀戸3―34―2
JR総武線・東武亀戸線「亀戸」駅 徒歩20分

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