看取りステーション東京ひかりが主催している「カフェみとりーと」は、「希望をもった〝わたし〟の死」について語り合う場です。
毎月第2火曜日10時30分~12時に開催され、事前予約なしで参加できます。参加費は無料。まるで実家にいるような心地になる東砂7丁目にある古民家、「多文化交流の里砂町よっちゃん家」が会場です。
「死にまつわる話をお互いにする場というと、少し暗く、怖いと思うかもしれませんが、皆さんなんだかほっこり、温かい気持ちになってお帰りになっています」と代表の看取り士・小日向美千代さん。
このカフェは自分の話したいことを話す場。参加者はお互いの話しを否定せず、遮らず、温かい気持ちで尊重し合うこと。そして「ここで聞いた人の話は、ここで終わり」という約束のもとで会話をします。
口下手の人でもだいじょうぶです。「死」に関するいくつかの質問に沿って話をすすめていきます。
1、余命1カ月と言われたらどこで過ごしたいか
2、その時誰がそばにいてほしいか
3、その方にどんな言葉を伝えますか
これらに答えながら、自分の経験や想いなどを語り合います。普段話さないようなことを語るうちにだんだんと自分の心の内が見えてくるようです。
看取り士とは?
「看取り士」は民間の資格で、余命宣告から納棺までご家族といっしょに寄り添う役割。小日向さんはまだ多くの方に馴染みがない「看取り士」の存在を周知する活動に力を入れています。映画「みとりし」(榎本孝明主演)の自主上映会を開催し、東京都内で述べ1000人以上の人が鑑賞されたとのこと。
永遠に咲き続ける花がないように、誰もがいずれこの世から旅立ちます。「カフェみとりーと」でお茶とお菓子をいただきながら、自分らしい旅立ちの時を考えてみませんか?やさしさのあふれた空間は、心を癒す時間になります。
お問合せは
☎070(1310)0401
小日向美千代