豊洲篆刻同好会

 篆刻(てんこく)とは、聞きなれない言葉ですが、印章(印鑑)を作成することで、中国を起源とし、主に小篆という書体を彫ることから篆刻というそうです。その他の書体や図章の場合もあるそうですが、イメージがわかない方は、書や絵画に押してある印を思い浮かべていただくといいかもしれません。参加されている方に伺うと、「書に自分の印を押したいと思った」からという方が多いそうです。

印刀で石に彫り押印。イメージと違っているときは彫りなおし、完成したら半紙に押印します。

 まず、彫りたい文字を選び、その文字の小篆を調べ、紙に原稿を書きます(押したときに表になるように左右を反転して書きます)。次に印材となる石に書き写し、文字を彫ります。出来上がったら押印して、イメージと違うときには、補正をして完成となりますが、「自分がイメージしたものが出来上がることはなかなかない」とのこと。現在指導されているのは、この会の2代目の講師となる伊東龍州先生。書の指導、下書きの赤入れ、彫りなおし等、熱心に指導をされています。「紙に書くものは1回書いてしまえばおしまいですが、篆刻は石に彫るので、やり直しがきく」と伊東先生。現在は、8月に銀座で行われる展覧会の作品を作成されています。

書の指導をされている伊東先生。
実際に彫りながらアドバイス。

 活動は、月2回。第1・第3木曜日。14時~16時。豊洲文化センター。どなたでも随時入会歓迎とのことです。会費は、3か月で20000円です。

メンバーの方々。

お問合せは塩田
☎090(5821)0204

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