最近、高齢の方から「子ども達には迷惑をかけたくない」というお話を伺います。それは葬儀についてもしかり。ご自身である程度決めておきたいという方も多くなっているようですね。
西大島で1921年創業以来、葬儀・終活のサポートを勤めている大原セレモニーハート 代表取締役の茂木圭吾さんにアドバイスを頂きました。
葬儀社はどう選ぶ?
葬儀を行うためには、まず葬儀社を選ぶ必要があります。選ぶための方法として、今は大きく分けて三つ。
①知っている地域のセレモニーホール。
②インターネットで検索する。
③入院していた病院の紹介。
どのような方法で選ぶにしても亡くなられてすぐの混乱しているときに、短時間でいい葬儀社を選ぶというのは、時間的にもお気持ちの上でも無理なことでしょう。
そこで大切なことは、事前に足を運んで検討しておくということです
事前に相談を
ご自身のことにせよ、ご家族のことにせよ、死を直視したくないという想いは当然です。でも、ご家族は、大切な方を納得のいく形でお見送りしたいと思っていることでしょう。また、ご自身は、希望する形の葬儀をしてほしいと思っているのではありませんか。家族で話をして、あらかじめ葬儀社を決めておくことは、とても重要なことです。
まず、いくつかの葬儀社を選んだら、メールでも電話でも問い合わせをしてみましょう。そして実際に足を運んで、どのような葬儀をしたいかを話し、見積りを取ります。相談の際には、施設や会場を確認したり、スタッフの対応もしっかり見ておきます。現状であれば、どのようなコロナ対策をしているかも確認が必要です。
出来れば3社くらい相談しましょう。
納得できる葬儀社を選びましょう
見積書を見て、少しでもわからないことがあったら、納得がいくまで説明してもらいましょう。そこで、説明ができないようであれば、大切な葬儀を安心して任せられないですよね。そもそも、わかりづらい見積書を出してくる葬儀社は、考えたほうがいいかもしれません。
大切な方をお見送りするための葬儀。後悔しないためにも、事前にできることを進めておきましょう。
次回は、「設備とスタッフがいいと感じる葬儀社を選ぶべき」についてお話しします。
アドバイス
株式会社
大原セレモニーハート
代表取締役社長
厚生労働省認定葬祭
ディレクター技能審査1級
茂木 圭吾さん