元保育士の「おもちゃコンサルタント」が遊びを通して子どもの成長を支援!

江東区で活動するおもちゃコンサルタントの黒田ときみさんと木庭みち子さんは、それぞれの豊富な経験を生かし、地域に貢献する活動を行っています。2人は、子どもの発達や遊びの大切さを中心に据え、地域社会に貢献するための活動を展開してきましたが、約1年前に「トイコンチームこうとう」を結成し、さらなる協力体制を築きました。

向かって左が木庭さん 中央が黒田さん

経験豊富な2人の想いが合致した活動

黒田ときみさんは、長年保育士として活動し、保育の現場で子どもたちと深く関わってきました。しかし、大病を患い、保育士を退職することになりました。その後、リハビリの一環として「木のおもちゃ」に注目し、認定NPO法人 芸術と遊び創造協会が認定する「おもちゃコンサルタント」の資格を取得しました。彼女は、江東区文化センターで「おもちゃの広場」を運営し、乳幼児とその保護者が安心して遊べる場を提供しています。また、「作って遊ぼう講座」や「工作ワークショップ」などを通じて、子どもたちに質の高いおもちゃを提供し、成長を支援しています。

一方、木庭みち子さんは、保育士として40年間勤め、園長としても11年間の経験を持っています。その後、教育の分野で専任講師としても活躍しましたが、地域社会への感謝の気持ちから、「おもちゃコンサルタント」の道を選びました。彼女は「おもちゃのおうちタッチあそびの広場」を開設し、地域の親子が安心して集まれる場所を作り上げました。 彼女の願いは、保護者同士がつながり、子どもの成長を見守り合えるコミュニティを提供することです。

ドイツの木のおもちゃ「カプラ」で遊ぶ

材木の町、江東区で「木育」を実現

黒田さんと木庭さんは、それぞれの活動を発展させる中で、江東区という材木の町の特性を生かし、「木育(もくいく)」をテーマにした活動を行っています。木育は、木や森林と触れ合うことで、子どもから大人までが木材の良さや森林保護の大切さを学ぶ教育活動です。自然と触れ合い、木のおもちゃで遊ぶことを通じて、環境意識を育むことを目指しています。

そんな2人の思いが結集し、1年前に江東区在住のおもちゃコンサルタントで「トイコンチームこうとう」を設立しました。チーム結成1周年を記念して、9月29日(日)に「木育&おもちゃの広場」をIKONIHストア東京で開催します。このイベントで子どもとその保護者に伝えたいことは「木育のことや人と人との交流の大切さ」です。

黒田さんと木庭さんの活動は、地域に根ざした取り組みであり、子どもたちの成長を支える大切な役割を果たしています。今後も2人は、おもちゃコンサルタントの仲間たちと共に、企業や地域の人々を巻き込みながら、江東区での活動をさらに広げていくことでしょう。

トイコンチームこうとうでイベントに参加
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