1月30日(土)22回江東区ボランティアまつりが江東区文化センターで行われました。ボランティア歴が浅いながら、新風をまき起こした小寺法之実行委員長にお話を聞きました。
随分大勢の人が来場されましたね
前年が1500人の来場者だったところ、昨年の1.5倍近く2100人の来場を得ることが出来ました。55団体と多くの団体が参加して、内容も充実していたことや、当日天気もよかったこともあります。新しい試みだったのですが、広報委員が直接交渉して、地下鉄の駅をはじめ多くの団地、学校、スーパーなど多く人に目につくところにポスターを張ることが出来ました。そのことも多く来場者につながったと思います。
準備も大変だったのでは?
毎月の定例会で諸々の企画や内容を話し合ったり、当日まで諸々の準備を実行委員が中心になって行いました。老若男女の実行委員が「クラスメイト」のような関係で意見を言い合い、自分達の発想や意見が実際にカタチになって、そのプロセスがとても楽しかったです。まるで学生時代の「文化祭」を思い出しました。
当日強く印象をもったことは何ですか?
当日は、東川小学校和太鼓クラブの元気な演奏からはじまって、多くの団体が日頃の成果の発表されました。強く印象に残ったのがゴスペルチーム「ダンデライオン」の合唱です、障がい者もそうでない人も一緒に、大いに楽しんで歌っている姿は「これぞボランティアまつりだ!」と感動しました。
手話ダンスははじめてみたのですが、手話がとても美しく、素敵でした。自分もやりたくなりました。3階の体験コーナー内の、木のおもちゃコーナーは、おもちゃコンサルタントの仲間たちが担当し、親子で遊ぶ姿がとても温かな感じでした。木のおもちゃっていいですね。また、盲導犬が来ていたり、車いすの体験があったりと、体験コーナーも充実していて盛りだくさんで、一日居ても飽きないと思いますよ。
展示コーナーではそれぞれの団体がブースで展示しており、参加者が熱心に聞いている姿が多く見られました。ボランティアや活動に興味をもたれると嬉しいですね。
ボランティアを始めたきっかけは何でしょうか?
長く勤務していた証券会社をリストラされ、自信を失っていました。求職中何かしたほうがいいのではと、選んだのが「ボランティア」でした。
ボランティアを体験して感じたことは「ボランティアって随分喜んでもらえるんだな」と。仕事はお金をもらっているのでやって当たり前、しっかりと成果を求められます。
ボランティアは行った行為がすべてプラスで、どんな関わり方でも、パフォーマンス関係なく喜んでもらえる。自信を少し失っていた自分にとっては「自信」が沸いて、自己肯定感が高まっていくことを感じました。 ボランティアで喜びを感じることが出来たのです。そして自分の居場所が出来てきた感じです。
ボランティアの魅力は何でしょうか?
現在は自営で不動産の仕事をしていて、普段は結構忙しいのですが、ボランティアをする時間は積極的つくるようにしています。
仕事で使っている脳と、ボランティアをしている時は明らかに違っていて、例えば、休日に映画や小説を読んだりするのと同じように脳がリセットされていく感じがいいですね。
ボランティアまつりに対する思いを聞かせてください
ボランティアまつりは多くのボランティア団体が集まっていますので、自分にあったボランティアや活動を見つけるいい機会だと思います。
「ボランティア」っていうとゴミ拾いとかのイメージがありますが、いろんなボランティアがあります。自分の知的好奇心を高めて、楽しい、共通の興味や価値観のある人と出会える機会でもありますね。
自分の世界を広げて、心豊かになる機会だと心から思います。
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年齢、性別いろんな世代の方と、ひざ詰めで話が出来て、気持ちが一つになれる素晴らしい機会になりました!何か癖になりそう!