魚拓とは、釣り上げた魚の大きさを残すために墨や絵の具を使って紙などに転写したものですが、今回取材させていただいた現代美術魚拓研究会では、そこからさらに1歩進め、よりきれいに、美しく、芸術品として、どう表現するか、ということに取り組んでいます。
そもそも、魚拓と言っても方法は二通り。魚に直接墨を塗り布や紙に写し取る「直接法」。魚に布や紙を載せて、上から墨や絵の具で色をつける「間接法」があるそうです。
生の魚をそのまま使用することもあるそうですが、ホルマリンにつけ保存し、使用することのほうが多いとのこと。生の場合は、1回しか使用できませんが、ホルマリンにつけ、きちんと保管しておけば、魚拓にしたい時に取り出して、使用できるそうです。
魚だけでなく岩や石、海藻等も本物を使用し、魚拓と同じように色を付け、画面にバランスよく配置します。
活動は月1回第2日曜日10時から17時まで。代表の野村一義さんを中心にお互いの作品に、アドバイスし合いながら行っています。
年に1回の展示会の他、5年に1回は特別展も開催。また、会独自で、昇級、昇段も認定しています。「展示会で見ていただいたり、昇級したり。それも励みになっている」とのこと。
活動は亀戸文化センターで。どなたでも随時入会歓迎とのことです。入会金2000円。会費は、1か月1000円です。
お問合せは野村
☎090(1040)9145