蔓延防止対策が続き、外出を控えている方も多いことでしょう。お口の健康は変わりありませんか? 頼れるお口のかかりつけ医、砂町北歯科、院長、下田隆司先生にお話しを伺いました。
健診を控えていませんか?
歯医者さんに最近行きましたか? 感染予防として、通院を控えている方も多いのではありませんか? 当医院でも、定期的にメンテナンスに通って来られていた高齢の方が、来られなくなったり、また、江東区で行っている、76歳、81歳、86歳の方のための「お口の元気度チェック」(無料で健診を受けることができる制度)の利用が、例年より確実に減っていると実感しています。
健診・メンテナンスが必要な理由
コロナにかからないために外出を控える方の気持ちはわかりますが、毎日しっかりハミガキや歯間ブラシ等を使ってきれいにしたつもりでも、歯ブラシの毛先は、歯と歯の間まで届きにくいため、歯垢は取り切れていないことが多いようです。また、歯間ブラシでも汚れは完全に取り除けません。
定期的に受診し、口腔内の状態を把握すると共に、同時に口腔内のケアもしてもらうことが、歯を健康に保つためには重要なことです。
歯と全身の健康状態は密接につながっています
以前からお話ししていますが、口腔内の健康と全身の健康状態は、密接に関連しています。歯は、消化器の入口。入口であるお口の健康状態が悪いと、糖尿病、脳血管障害、冠動脈疾患などの成人病のリスクが高くなります。
また、口の中が汚れていると、誤嚥性肺炎の原因にもなります。ご存じの方も多いと思いますが、誤嚥性肺炎を含む肺炎は、高齢者の方の死亡原因の第3位になっています。
これからは、しっかり歯を管理する時代
以前は、虫歯になり歯が痛くなってから治療をしてもらうということがあたりまえでしたが、痛くなってからでは、治療に時間がかかり、その分、費用もかさみます。
これからは、定期的にメンテナンスをしてもらい、虫歯や歯周病を早い段階で見つけて、悪くなる前に治療する等、歯科医院と一緒に、ご自身の歯を管理することが大切です。
口腔内をいつもきれいにし健康に保つことは、全身の健康状態はもちろん、食べる喜びを持ち続けるといった生活の質にも影響します。
当院では、各個人のリスクの状態に合わせたオーダーメイドの予防処置を行っています。
また、安心して治療を受けていただけるよう、一つ一つの診療室を半個室とし、プライバシーとソーシャルディスタンスに配慮した作りにしています。予約制ですので、院内が混雑することもありません。
ぜひお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
お話し
砂町北歯科 院長
下田隆司先生