終活について、一緒に考えてみませんか

築地にある浄土真宗本願寺派 築地本願寺は、檀家(門徒)だけでなく、宗教や宗派に関わらず、一般の方むけにも、様々な情報発信を日々続けています。
その中の一つに、『終活サポート』があります。

築地本願寺が行っている終活サポートについて、浄土真宗本願寺派 築地本願寺 伝道企画部 教化育成部部長 秦明人さんにお話を伺いました。

『終活』について一緒に考えてみませんか。

終活とは、最後まで自分らしく生きるための準備

終活とは、死と向き合い、最後まで自分らしい人生を送るための準備のことです。

お元気な今は考えづらいものですが、人は必ずいつかは命を終えます。私たちは「死」と「生」を切り離して考えがちですが、仏教では「生死(しょうじ)」と一つのものとして捉えます。死を考えることは、実は生を考えることでもあるのです。

何の準備もしていないと、やりたいことや伝えたいこと等、何もできずにその日を迎えてしまうかもしれません。

でも、心配な事や気になっていることに目を向けて考えておくことで、それまでの人生を振り返り、これからの事を考える、心の余裕が生まれることもあります。

心配事や気になっていることは人によりさまざまでしょう。介護や医療、葬儀やお墓の事かもしれません。また、財産や相続。大切にされている品物の整理という方も。

その方が不安に思ったり気になっていることについて考え、お気持ちを伝えておくことで、いざという時に、大切な人に迷惑をかけることなく、自分の思い描く通りの葬儀や事後処理をしてもらうことができるかもしれません。

お寺は地域のセイフティネット

江戸時代、すべての人々がいずれかの寺院の「檀家」となることとされていました。一方お寺は、檀家となった住民の戸籍上の管理を請けおっていました。

そのため、お寺は地域のコミュニティの中心となり、心配事や困ったことがあると住職に相談したり、話を聞いてもらったり。お寺が地域のセイフティネットの役割を果たしていました。

人気メニュー「18品の朝ごはん」をはじめ、築地場外市場のお店のおつまみ、
築地本願寺オリジナルのブレンドティーやスイーツを提供している築地本願寺カフェ。

これからの人生を心豊かに過ごすために

当寺では、「僧侶相談」を毎日、予約無しで行っている他、終活相談や講座等行い、必要があれば専門家のご紹介もしています。

また、10月8日・9日に開催予定の「安心シニアライフ エンディングフェア」は、今回第3回目を迎え、多くの方にご来場いただき、終活に関する様々な情報やサービスのご案内を行う等の取り組みをしています。

一人でも多くの方が、心豊かに生活出来るよう、お手伝いをさせていただきます。お気軽にお立ち寄りください。

お話し

浄土真宗本願寺派 築地本願寺
伝道企画部 教化育成部 部長
秦 明人さん
https://tsukijihongwanji.jp/

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