どんなお葬式がしたいですか?

新型コロナウイルスが季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられ、マスク着用、医療機関への受診などについて緩和されています。

縮小傾向にあった葬儀も変わっていくのでしょうか。

江東区で創業以来100有余年。葬儀のご相談に対応されているセレモニーホ―ル鈴木 鈴木英明さんにお話しを伺いました。

少しずつ会葬者が戻ってきています

葬儀を実際に執り行っていて、幅広い方々にお声がけをされる一般葬が増えていると言いう実感はまだありません。でも、コロナ禍で会葬を控えていらした地方にお住まいの方やご高齢のご親族の方々等、会葬される方が少しではありますが、増えてきていると感じています。

会葬された方々が、ご遺族様やご親族様と、故人を偲んで思い出話をされたり、故人様と名残が尽きない様子で、ゆっくりお別れをされている光景を目にするようになりました。

オンラインのお葬式が増えなかったわけ

新型コロナウイルスの感染予防など、様々な事情から葬儀に参列できない方への配慮として注目を集めているのが、葬儀をインターネット配信してリモート参列できる「オンライン葬儀」。

今後増えるのではと言われましたが、実際にオンライン葬儀をされたという話を聞くことはほとんどありません。

お葬式を行う意義は、一つには、儀礼やお別れを通して、大切な方をお見送りする。さらに、ご遺族や親族・友人の方々が、大切な方が亡くなったことを受けとめ、一緒に故人を悼み、慰め、励まし合うことで、悲しみを乗り越える手助けをする。そうすることで、ご遺族は、新たな生活への一歩を踏み出すためのプロセスになります。

オンラインでは、ご住職様のお経を聞くことはできますが、故人様に感謝やお別れをしたり、ご遺族様と心を通わせてお別れをすることは、できないからではないでしょうか。

事前相談を活用しましょう

当社は北砂地域で100年以上、地域の方々のご相談をお受けし、葬儀を執り行ってまいりました。リピーターの方も多く、先日も数年前にお母様のご葬儀をご依頼いただいた方が、ご本人様の葬儀についてご相談に来られました。

その方はお子様がいないということで、お元気なうちに葬儀やお墓についてご自身で決めておきたいということで、事前にお申込み・ご契約をされました。

考えたくないことですが、ご自身の意志を伝えられるお元気なうちに、ご家族や回りの方に気持ちを伝えておくことは、残される方々にとっても大切なことです。

ご納得出来るお別れを

ご依頼いただく方からおっしゃっていただくのは、「近くて良かった」ということ。亡くなられてから葬儀をされるまで、当社ではご遺体を安置する施設を準備し、対面でのお別れをしていただけます。また、葬儀後の後檀のお片付けの際には、スタッフが心配ごと等を伺い、お手伝いをさせて頂いております。

地域に根付いて活動している葬儀社だからこそできる、真心のこもったお手伝いをさせて頂いております。お気軽にご相談ください。

アドバイス

全葬連葬儀事前相談員
セレモニーホ―ル鈴木
鈴木 英明さん

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