歯の数が減ってきたときの選択肢 「インプラント」とは?

年齢を重ねると虫歯や歯周病が進み、どうしても歯を失うことが多くなります。健康につながる快適な食生活のために、江東区住吉にある「中澤デンタルクリニック」の院長・中澤 章先生にお話をうかがいました。

失った歯、放置するとどうなる?

1本なくなってしまってもすぐに困らないので放っておく方がいらっしゃいますが、実は残った歯がだんだん傾いてしまうのです。

治療の選択肢としてブリッジという「架け橋のようなかぶせもの」を作る時、残った歯が傾いていると削って形を整える必要が出てきます。削る量が多くなったり、神経を抜く必要が出ることもあり、早く対応すれば、それらのリスクを減らせます。

インプラントってなに?

治療方法にはインプラント・入れ歯・ブリッジ、3つの選択肢があります。
インプラントとは、人工の歯根を埋め込む手術をし、その上にかぶせものを載せ、歯を補う治療法です。入れ歯に比べると、毎日のお手入れが簡単です。

入れ歯は他の歯を削る量が少なく済みますが、見た目が気になる、話しにくい、手入れが大変など、不便なことが起こりやすくなります。

大きな特徴は、しっかりと噛めないこと。入れ歯が歯茎に食い込むため、強く噛むと痛みが生じやすいのです。しっかりと噛みたいならインプラントやブリッジをおすすめします。

ブリッジは失った部分の両隣の歯を削って、かぶせものを橋渡しします。ただし、ブリッジを被せる歯には負担がかかってしまいます。

ブリッジとインプラントの大きな違いは、保険診療が適応するかどうか。インプラントは適応できず、1本35万円~45万円かかります。

ブリッジは銀歯を選ぶ場合は保険が使えます。自費診療になりますが、自然な歯のように見えるジルコニアなどを用いたブリッジを選ぶ方もいます。

私たちは患者様に十分な説明をし、ご理解いただき、最適な治療方法を提案しています。そのうえで納得できる選択をしていただけるよう心がけています。

良い歯医者の見分け方のポイント

良い歯医者さんかどうか見分けるのは難しいものです。親しい信頼できる方からの評判や情報、紹介もよい方法ではないでしょうか。

一つの目安になるのが「専門医」という認定制度です。専門医とは特別な研修を受け、症例を学会で報告するなど「その分野での経験が豊富」であることを学会から認められることで資格を得られます。

現在、厚生労働省が「広告に載せてよい『専門医』」として認めているのは、歯科医では6分野(歯科麻酔、歯周病、小児歯科、歯科放射線、口腔外科、補綴)です。

補綴(ほてつ)専門医はインプラント・入れ歯・クラウン・ブリッジなど「欠けた歯を補うこと」に関して知識と経験が豊富だと認められています。当院は補綴歯科専門医として診察しています。

歯医者の選び方は距離も大切。歯はメンテナンスを続けることになるので、年齢を重ねると「遠くて通えない」という場合も出てくるでしょう。近所で気軽に相談できる「かかりつけの歯医者」を見つけておくことも大切です。

最近は通院できなくなった場合に、訪問歯科もありますが、どうしても治療法は限られてしまいます。通院できるお元気なうちに、しっかり治しておくことをおすすめします。

きちんと噛んで食事できることは健康状態にもつながります。おいしく食事をして健康寿命を延ばしましょう。

お話し

中澤歯科クリニック 院長

中澤 章先生

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