旧中川は、江戸川区、墨田区、江東区の境界を流れる荒川水系の一級河川(全長6.68キロメートル)。隅田川と江戸川の間を流れることが名の由来とされているそうです。遊歩道は幅が広く、ゆったり作られているので、自分のペースで、のんびりと散策できます。東大島駅をスタートして、亀小橋まで、約20分。水分補給をしっかりしながら、こまめに休憩をして歩いてくださいね。
1 中川船番所資料館
2 四神・青龍(しじん・せいりゅう)
東大島駅前にそびえたつモニュメントは、中国古代思想に由来する四神の一つ青龍です。
四神は、天の四方の方角をつかさどる神で、青龍は東の方角を守るとされ、また、春をつかさどり、青色を象徴します。
江東区には、亀戸の玄武(北)、若洲公園の朱雀(南)豊洲の白虎(西)と四神が揃い、東西南北を守っています。
(江東お出かけ情報局より)
3 東大島駅
遊歩道を歩いていくと、目の前に見えるのが東大島駅。
東大島駅は、ホームが旧中川をまたいでいて、西改札口は江東区。東改札口は江戸川区にあります。
4 船堀橋・さくら大橋・もみじ橋
船堀橋・さくら大橋・もみじ橋と続きます。
5 遊歩道
のんびり歩いていたら、カルガモが水面をのんびりスイスイ。カヌーを漕いでいる人の姿も多くみられました。
6 逆井(さかさい)橋
見えてきたのは逆井橋。逆井橋の上を、首都高速7号小松川線が通っています。
7 逆井の渡し跡
江戸時代、幕府は防衛上の理由から安易に川に橋を架けなかったため、中川を渡るときは渡し舟でした。逆井の渡しは、江戸より亀戸村(現亀戸7丁目)を経て、下総の佐倉成田方面へ通ずる街道(千葉街道)の中川に設けられていた渡し場です。
八代将軍吉宗も「鷹狩り」に訪れたおり、逆井の渡しを利用した記録があります。
歌川広重の「名所江戸百景」や「新編武蔵風土起稿」で風光明媚で情緒豊かな風景が描かれています。(江東お出かけ情報局より)
8 亀小橋
亀小橋が見えてきました。
ここで遊歩道を出て、浅間神社を目指します。
9 亀戸浅間神社
大永七年(1527年)に創建されたと伝えられています。日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷ご征討の折、相模から上総へ船で向うとき「こんな小さな海なら、駆けて跳び上がってでも渡れる」と大言壮語し、海を渡りました。ところが海の中程までくると突然暴風が起こり、日本武尊の船は漂って渡ることが出来なくなってしまいました。その時、弟橘媛が、日本武尊の身代わりに自らの身を海に投じました。すると暴風はたちどころに止み、船は無事、岸に着くことができました。
後に、弟橘姫の笄と櫛が奥湾に漂着し、笄がこの辺り高貝洲と呼ばれていた現在の亀戸9丁目(旧神社跡)付近に漂着したと言われています。
ここに笄を埋め、祠を立てて祀りました。この祠に参り祈願すると何事も必ず聞き届けられたとも伝えられています。(亀戸浅間神社ホームページより)