終活のひとつとして大切なこと 多様化の時代に「葬儀」をどう考える?

近年コロナ禍を経て、葬儀のあり方も変化しています。今後ますます終活の一環として「自分の葬儀」を考えることは、自分の希望を明確にし、家族や友人に余計な負担をかけないために大切なことになっていくでしょう。そして自分の葬儀を考えてみることは、これからの生活や時間がさらに大切に感じられるのではないでしょうか。

自分の葬儀を考える際の重要な項目を鈴木セレモニーホールの鈴木英明さんにお聞きしました。

自分が希望する葬儀とは?

葬儀を考える際に考慮すべき項目は次のとおりです。

〇葬儀の形式の選定
自分が望む葬儀の形式を選びます。たとえば、伝統的な仏式葬儀、宗教色のある葬儀、無宗教の葬儀など、自分の信仰や価値観に合った形式を選びます。

〇葬儀の規模と参列者リスト
葬儀の規模(家族葬、一般葬、直葬など)を決め、その規模に応じた参列者リストを考えます。どの程度の親族や友人、知人に参列してもらいたいかを考えます。

〇遺影写真の準備
自分が遺影として使用したい写真を選びます。できれば、最近の写真や自分が気に入っている写真を準備しておくと良いでしょう。データでも印刷したものどちらでも構いません。

〇葬儀費用の準備と管理

葬儀にかかる費用を予め見積もり、貯蓄や保険などで準備します。葬儀費用に関して、家族に負担をかけないように計画します。

〇音楽や読経、弔辞の希望
葬儀で流してほしい音楽や、読経の種類、弔辞を依頼したい人がいる場合は、その希望を伝えておきます。音楽は自分が好きな曲や、故人を偲ぶ曲を選ぶことが多いです。
また読経はどのお寺さんに頼むのか、決まったお寺さんがいなければ、宗派だけでも決めておくといいでしょう。

〇お香典や供花の方針
お香典や供花を受け取るかどうか、またその使用方法について決めておきます。多くの人がこれらをどう扱うか悩むため、明確に方針を示すと良いでしょう。

〇お墓や納骨堂の準備
自分が望む埋葬の形式(お墓に埋葬する、納骨堂に納める、海洋散骨・樹木葬など)を考え、必要に応じて事前に契約をしておきます。

〇家族や友人への連絡方法

自分が亡くなった際に誰にどのように連絡するかを考えておきます。特に、遠方に住んでいる親戚や友人への連絡方法を決めておくと、葬儀の手配がスムーズになります。

人生のGOALを考えておくことは日々の安心につながる

これらの項目を考慮することで、自分の希望に沿った葬儀を準備することができ、残された家族や友人にとっても安心できる準備を進めることができます。

終活の一環として、これらの事項を事前にしっかりと考えておくことが大切です。そして弊社でお渡ししている「お葬式スムーズノート」を活用すると、思いや希望がまとまるので、ご使用されることをお勧めします。

そして信頼できる葬儀社や担当者を選び、事前に相談しておくと安心です。

お話し

全葬連葬儀事前相談員
セレモニーホ―ル鈴木
鈴木 英明さん

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