
1.新大橋(新大橋1-1)
新大橋は、関東大震災の際に唯一被災せず、避難の道として多くの人命を救い、「人助け橋(お助け橋)」とも称されています。
新大橋が最初に架橋されたのは、元禄6年12月7日。新大橋が完成していく様子を、当時東岸の深川に芭蕉庵を構えていた松尾芭蕉が、「初雪やかけかかりたる橋の上」「ありがたやいただいて踏むはしの霜と、句に詠んでいます。当時は現在地より200mほど下流に架橋されていましたが、明治45年に現在の位置に移動しました。そして、昭和52年に現在の直線を生かした美しいデザインに架替えられ、清洲橋と共に「新東京百景」の一つに選定されています。


2.常盤(常盤1-3)
常盤は、松尾芭蕉がこの地に庵を結んだことでも知られています。小名木川の隅田川口に、萬年橋が架けられており、北斎の「富嶽三十六景」や広重の「名所江戸百景」などに描かれています。現在は、夜になるとライトアップがされ、萬年橋が輝く光景を楽しむ事ができます。


3.住吉交差点(住吉2-7-13)
下町の風情が今も残る住吉。都営新宿線と東京メトロ半蔵門線の2路線が利用可能となり、都心へのアクセスも便利になりました。
世界一高い電波塔「東京スカイツリー」が、平成24年(2012)に墨田区押上に開業し、景観も大きく変わりました。


4.福富川 平井町水門付近(平野3-2)
現在は、福富川は埋め立てられ、川を利用し、「木場の香り」をテーマに整備された親水公園となっています。
旧水門を活かした公園の入り口や木製水門の模型屋、木造の遊具などがあり、木場らしい自然と触れ合える空間となっています。


5.川南小学校(千石2-9)
江戸時代から長くこの地に残されている小名木川は、川南小学校の名前の由来ともなっており、小名木川の南にあるので川南小学校という名前になりました。
明治16年創立の小学校で、二度による統合や廃校、関東大震災や東京大空襲により校舎が消失してしまうという苦難もありました。しかし、その都度、近所の方々や縁のある方々の熱い思いを得て、再建を果たし歩んできた歴史ある学校です。

