AIは難しくない 大切なのは「使い方」よりも「付き合い方」

最近、「AI(人工知能)」という言葉を耳にする機会が増えました。スマートフォンやインターネットのサービスの中で活用されることも増えていますが、「興味はあるけれど難しそう」「自分には関係ない」と感じている方も多いのではないでしょうか。実は、私たちは気づかないうちにAIを利用しています。今回は、スマートライフ有明ガーデンBASEのデジタルライフプランナー・長谷部友子さんに、AIとの上手な付き合い方について伺いました。

AIはすでに私たちの暮らしの中にある

AIというと特別な技術のように感じますが、実はすでに身近なところで活躍しています。YouTubeなどの動画配信サービスで表示される「おすすめ動画」、ネット通販で表示される「おすすめ商品」などもAIの働きによって個々の嗜好に合わせて表示されているものです。最近ではスマートフォン自体にもAI機能が搭載されるようになり、メールの要約や文章作成の補助なども行っています。さらに、「冷蔵庫にある食材で何が作れる?」といった調べ物にも活用できます。AIは難しい技術ではなく、暮らしを便利にしてくれる身近な相棒なのです。

AIの答えを〝鵜呑み〟にしない

便利なAIですが、注意したい点もあります。調べ物をしようと、AIを使って質問をすると、時に間違った情報を答えることもあります。AIは万物の答えを持つ神様ではなく、例えるなら実は「少しおっちょこちょいな助手」のような存在。だからこそ大切なのは、「何を聞くか」「その答えは本当に正しいか」「自分の生活にどう生かすか」という要の部分を人間が判断をすることです。参考文献や出典を確認したり、複数の情報と比べたりしながら、自分で判断する力がこれからますます大切になります。

デジタル時代を安心して楽しむために

そんな便利なAIだからこそ、巧妙な詐欺などにも使われてしまいます。例えば、怪しいメールが送られてきた、表示された画面が怪しいものなのか問題ないものなのか判断ができないなど、そんな時は、デジタル機器を利用する際の心構えとして、「三つの作法」を思い出してください。それは、
①開かない
②急がない
③一人で決めない
の三つです。

知らない相手から届いたメールやメッセージは安易に開かない。急かされても慌てない。そして、不安なことがあれば家族や周囲の人に相談する。

しかし、その〝相談する相手がいない〟場合はどうしたら良いでしょう。デジタルの世界を安全に歩くために一番大切なのは、迷った時に頼れる「信頼できる人(担当者)」を持つことです。現在同店では、「スマートライフメンバーズクラブ」を通じて、子どもからシニアの方まで幅広い世代が一緒にデジタルの楽しさと安全を学ぶ「お茶の間」のような教室を開いています。ご家庭に備えていただける『デジタル生活安全のしおり』を一緒に見ながら、先生が一方的に教えるのではなく、地域の仲間や私たちプランナーと共に考え、わからないことを気軽に相談できる温かい場所です。

「みんながいるから、みんな大丈夫」

AIを使う心構えはわかったけれど、AIを使うには具体的にどうしたらよいのか?そういったことも、一人で悩まず、地域の仲間と一緒に学びながら実践していくと、より楽しく、安心してデジタルをご自身の暮らしに取り入れていくことができますね。そして学んだ知恵を、今度はご家族やご友人に教えてあげる。そうやって互いに支え合う関係が広がれば、「みんながいるから、みんな大丈夫」と心から安心できるはずです。AIは決して難しいものではありません。まずは気軽に触れてみること。そしてわからないことは相談すること。そんな一歩が、これからの暮らしをより豊かにしてくれるはずです。

スマートライフ有明ガーデンBASE
デジタルライフプランナー
長谷部 友子さん

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