コンビニの数より多いお寺の数。江東区内にも数多くのお寺があります。とはいえ、お寺さんを訪ねる機会、なかなかありませんよね。
従来からのお寺の果たす役割を考え、開かれたお寺を目指し、様々な取り組みを続けている、浄土真宗本願寺派 築地本願寺 築地本願寺倶楽部担当 道教泰子さんにお話を伺いました。
お寺は地域コミュニティの中心
「寺子屋」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは、江戸時代の教育施設のこと。お寺で、地域の子どもたちが読み書き、そろばん等学んでいました。また、朝のお勤めに参加したり、心配事があると住職さんに相談したり。人々とお寺とは密接につながり、お寺が地域コミュニティの中心となっていました。
しかし時代の流れとともに、生活様式が替わり、住民と地域とのつながりも希薄に。また宗教や、葬儀、お墓への考え方も多様化し、「家」から「個人」へと変化する中で、お寺との付き合いが自然と薄くなり、近くのお寺を訪れる方も少なくなっているのではないでしょうか。
開かれたお寺を目指し
築地本願寺では、以前より、お寺の本来の役割を多くの方に知っていただき、気軽に訪れていただけるよう、様々な取り組みをしています。
その一つが、築地本願寺GINZAサロンで行っている『KOKOROアカデミー』。日々の暮らしのヒント、人生や終活を考える講座、ヨガや書道などの体験講座等を開催しています。(有料・無料の講座があります。)
同じく、GINZAサロンで行っている「よろず僧談」では、仏事やお墓のことだけでなく、日頃の生活の不安事を、僧侶に個別にご相談いただけます。(相談無料・要予約)
また、築地本願寺倶楽部(入会金・年会費無料)を設立し、「開かれたお寺」を目指す、「寺とプロジェクト」の一環として、「いきがい」「心」「医療」等々ワンストップでサービスを提供できるよう努めています。
その一環として、「築地をもっと元気に! 築地をもっと楽しもう」と、築地周辺の店舗様と提携し、倶楽部会員様へのサービスも行っています。
地域のかかりつけ医として
こうした取り組みは、築地本願寺だけでなく、ほとんどのお寺が、朝のお勤めを地域の方々に開放したり、夏休みに子どもたちのために遊べる空間を設けたり、季節ごとに行事を開催しており、今の時代に合ったお寺と地域とのつながりを大切にしています。
散歩でいつも通る道にあるお寺に1回、立ち寄ってみませんか。僧侶と話をしたり、お勤めに参加したり、講座や行事に参加したりと、自然とお付き合いをすることで、宗教や宗派について学んだり、ご自身の葬儀やお墓について考えるきっかけになることもあるでしょう。
また、困ったり、悩んだりしたときに、僧侶に話をすることで、心が落ち着くこともあるでしょう。
「訪れる人を癒やし、お話を伺い、心豊かに生活できる人を一人でも多くするお手伝い」ができることを望んでいます。
顎骨壊死を防ぐために、もっとも大切なことは予防です。
今お話ししたように、顎骨壊死は抜歯などの外科的処置とそれに伴う感染が引き金となって発症します。
したがって疾患のある歯はきちんと治療をし、口腔内をいつもきれいにしておくことが重要です。気軽に相談できるかかりつけの歯科医師を持ち,定期的な歯科クリーニングを欠かさないようにしましょう。
当院は、コロナ対策として、安心して治療を受けていただけるよう、一つ一つの診療室を半個室とし、プライバシーとソーシャルディスタンスに配慮した作りとなっています。
ぜひお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
お話し
浄土真宗本願寺派
築地本願寺
築地本願寺倶楽部担当
道教泰子さん
https://tsukijihongwanji.jp/