部屋も心もすっきり!重い腰を上げて「片づけ」しませんか?

今日やらなくても特別困らないのが片づけです。

おっくう…、他に楽しいことがあるし…といった理由で気が進まない方が多いと思います。

ところが、「終活世代のお片づけは、想像以上に『素敵な時間』になって、心に効能もあるそうです。

片づけ、物を手放すコツや効能について、終活片づけメソッドを持つ「思い出編集室」のエグゼクティブプロデューサー・小野めぐみさんにお聞きしました。

物の少ない暮らしをイメージしよう

スッキリとした部屋は確実に快適、暮らしやすくなります。次のような変化を感じられますよ。
〇スッキリした部屋は掃除しやすくなる
〇探し物がしやすくなる
〇物につまずかず安心できる
〇本当に便利なもの、お気に入りの物だけに囲まれた暮らしは心地いい
 やる気を出すには、片づけたら、今の暮らしがどう変わるのかイメージすると効果的です。

良い思い出が甦る時間に

片づけをしていたら「懐かしい物が出てきて手が止まってしまった」という経験がありませんか? それは忘れていた思い出と再会し、その時の感情を味わっている楽しい時間ですよね?

そう、さまざまな思い出をもう一度、抱きしめられるのが片づけの醍醐味です。

記憶を辿るだけでは思い出をたくさん忘れているものですが、片づけをしながら、目にし、手に触れることで、何十年と忘れていたことが甦ります。

長い人生のなかにたくさんの良い思い出があったことに気がつくと、心が温かくなって幸福感が高まっていくでしょう。

過去を振り返ってみると、ずっと頑張って生きてきた自分を労うきっかけにもなり自己肯定感も高まります。 たとえ今、目の前のことに溜息をついていたとしても、片づけをしながら、すっかり忘れていたけれど「幸せの青い鳥」がずっと人生に寄り添ってくれていることに気がつくようになるのです。

片づけは物が減るだけでなく、人生の棚卸し、心の整理整頓になります。部屋も心もスッキリできる一石二鳥の時間です。

迷いを断ち切るコツ

片づけは、持ち物を手放すかどうか迷いの連続です。

持ち物とは生活必需品とプラスα(思い出の物、趣味の物)。

この間使ったような気がしている生活必需品も、見直してみると気が付けば生活形態がすっかり変化し、何年も使っていない物が多いものです。

〇現在進行形で使っているもの
〇この先3年以内に使うと思うもの
 こうルールを決めて選び取っていくといいでしょう。

特に減らせないのがプラスαの「思い出の物」だと思います。

私たちは子どもの頃から物は大切に、思い出は大切にと刷り込まれて生きてきました。そんな価値観を見直したいのが、物があふれた令和の時代です。

手放すかどうか迷ったら、次のようにご自分に問いかけてみてください。
〇使っていますか?
〇見ていますか?

もちろん、物も思い出も大切にすべきですが、もし、使ってもいない、見てもいない、しまったままだとしたら、それは本当に大切なものと言えるのでしょうか? こんな自問自答をしながら選んでみることも大切です。

また、手放せない理由に多くの方が「高かったのに…」という気持ちをお持ちです。

これは「旅行代金」と置き換えて考えてみるといいでしょう。旅行から帰ってきたとき、旅行代金がもったいなかったとは思いませんよね? 旅行という楽しい体験、思い出にお金を払ったわけです。物も同じで、手に入れた時の、嬉しさ、使っていた時の満足感など、体験にお金を使ったと思うと、手放しやすくなると思います。

手放し先も考えて

まだ使える物なのに手放すというのは、どうしても心が痛みますよね。

自分はもう使わなくても、どこかで誰かが必要としている場合も多いです。それがどんな物なのか、素人ではなかなか見極めがつきませんが、意外な物が売れることもあります。

安心できる買取り業者に相談するのもいいでしょう。
少しでもどこかで役に立てると思うと心が軽くなるものです。

写真に撮って手放そう

手放したくない気持ちには、大切な思い出までが失われてしまう不安感もあります。

その解決には「写真」を撮るのがおすすめ。写真を見返せば、思い出を忘れることはありません。

旅先で買った物、幼少期のぬいぐるみ、趣味の道具…残したい物は人それぞだれと思います。思い出に写真だけを残し、できるだけ現物は手放して物量を減らすといいでしょう。

ただし、たくさん撮った写真のデータはスマホや、パソコンのなかに保存し見ないままでは、けっきょく素敵な思い出を忘れてしまいます。ぜひ見返しやすい形「フォトブック」(アルバム)にまとめるといいでしょう。写真を撮ってまで残したかった思い出の物は、ずっと心を支えてくれますよ。

「思い出編集室」では、思い出の品々をフォトブックにまとめるサービスをしています。お見積りは無料、お気軽にご相談ください。

終活片づけメソッド
「人生で一番素敵な片づけ」
小野めぐみ著/三笠書房刊

アドバイス

株式会社小瑠璃舎
思い出編集室
小野めぐみさん



よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

目次
閉じる