猛暑が予想される今年の夏。いよいよ暑さも本番です。家の中で涼しく過ごすのもいいですが、近くの施設を訪れてみるのも一考。江東区内の施設をご紹介します。
江東区深川江戸資料館
深川江戸資料館は、江戸時代の深川佐賀町の町並みを再現しています。また、小劇場とレクホールを備えています。
ここが見どころ!
江戸時代末期(天保年間)の深川佐賀町の町並みを実物大で再現。朝から夜までの一日の移り変わりを、音響・照明などで、約15分で見ることができます。
まずは1階から俯瞰で全体を見渡し、次は地下に下りて、お店や長屋を1軒ずつ見て歩きましょう。八百屋さんに並んでいる野菜は季節ごとに。また、お月見の頃はお月見団子、ひな祭りの頃にはお雛様と、江戸の庶民が大切にしていた「年中行事再現」なども行っています。
現在新型コロナウイルス感染防止対策により中止していますが、、本来であれば、実際に家に上がって生活用具などに触れることができます。
data:観覧料 大人400円
9:30〜17:00(入館は16:30まで)
住所 白河1の3の28 電話(3630)8625
交通 都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線
「清澄白河駅」A3出口より徒歩3分
江東区芭蕉記念館
江東区は、文学史上偉大な業績を残した松尾芭蕉ゆかりの地。芭蕉は、この地を拠点に多くの名句や『おくのほそ道』などの紀行文を残しています。
ここが見どころ!
2階展示室では、開館40周年企画展として、現在「芭蕉を愛した男 真鍋儀十コレクション展」と題し、真鍋儀十翁寄贈の、松尾芭蕉をはじめとする俳文学関係の資料を展示しています(9月26日迄)。また、3階の常設展示室では、時代背景や活動範囲等々、芭蕉についてわかりやすいパネル等を展示しています。
芭蕉記念館には、日本庭園があり、芭蕉の句に詠まれた草木などが植えられています。こちらもぜひ散策してみてください。緑に囲まれてほっこりしますよ!
data:観覧料 大人200円 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
住所 常盤1の6の3 電話(3631)1448
交通 都営新宿線・都営大江戸線「森下」駅A1出口より徒歩7分
江東区観光協会 深川東京モダン館
深川東京モダン館は、平成21年に開館。門前仲町をはじめ、人気の清澄白河、豊洲等々、江東区の観光案内所として様々な地域の情報を発信しています。
ここが見どころ!
注目していただきたいのは、国登録有形文化財に指定されている建物。もともとは、公設の食堂として昭和7年に建築され「東京市深川食堂」として、食を提供していました。その後、東京都の施設として利用された後、現在は「深川東京モダン館」として(一社)江東区観光協会により運営されています。
天井が高く、ゆったりと作られた室内。モダンな雰囲気を醸し出す階段のモザイクタイルは、当時のものが残されているそうです。
1階まちあるき案内所では、百圓珈琲がいただけます。また、2階のイベントスペースでは、企画展や落語会等を開催。月1回、「キッチン松ぼっくり」による、季節のランチメニューも楽しめます。(7月~9月はお休み)
data:10:00〜18:00(金・土は19:00まで) 住所 門前仲町1の19の15 電話(5639)1776
東京メトロ東西線、都営地下鉄大江戸線「門前仲町」駅6番または3番出口から徒歩3分
江東区中川船番所資料館
中川船番所資料館は、江戸時代、小名木川を通る船の取り締まりを行った「川の関所」、中川番所跡の北側に建てられ、江戸時代の中川船番所を一部再現しています。
ここが見どころ!
エレベーターの天井が船の屋根のカタチ。細部へのこだわりを感じます。3階に到着し、扉が開くとそこはもう別世界。中川番所の一部を再現したジオラマが広がります。3階にはこの他に、展望室があり、旧中川・小名木川を展望できます。
江戸からの水運の歴史、郷土の歴史文化紹介展示室、江戸和竿の展示や特別展・企画展を観られる他、イベント・ワークショップ・講座等も行われています。
data:観覧料 大人200円
9:30〜17:00(入館は16:30まで)
住所 大島9の1の15 電話(3636)9091
都営地下鉄新宿線「東大島」駅大島口より徒歩5分