歌うことは最高の健康法? ~心も体も元気になる〝歌の力〟~

「最近、大きな声を出していますか?」

年齢を重ねると、人と話す機会が減ったり、一人で過ごす時間が増えたりして、気が付けば以前ほど声を出さなくなったという方も少なくありません。しかし、実は「声を出すこと」には、私たちの健康を支えるさまざまな効果があることをご存じでしょうか。

今回は、歌の指導や音楽活動を通じて多くの人と関わっている歌手・音楽講師の谷有由子さんに、歌うことの健康効果についてお話を伺いました。

歌うこと自体が健康法

谷さんによると、声を出すことはストレスの軽減につながると言われています。人とおしゃべりをすることも心の健康には大切ですが、歌を歌うことはそれに加えて呼吸器や腹筋、表情筋など全身を使う運動にもなるそうです。

「歌うことは全身運動です。深く息を吸って吐くことで呼吸機能も使いますし、自然と姿勢も良くなります。楽しみながら体を動かせるのが歌の魅力ですね」と谷さん。

また、高齢になると誤嚥(ごえん)やむせ込みが気になる方も増えてきます。歌うことで喉や口まわりの筋肉を使うため、発声機能の維持にも役立つと言われています。健康のために運動を始めようと思ってもなかなか続かない方でも、「好きな歌を歌う」ことであれば楽しみながら続けられるかもしれません。

歌うことは幸せの源泉

さらに、歌には心を元気にする力もあります。

特に昭和歌謡や青春時代によく聴いた曲には、当時の思い出や情景を呼び起こす力があります。懐かしい記憶に触れることで幸福感が高まり、気持ちが明るくなることが期待できるそうです。

「あの頃よく聴いていた曲を歌うと、その時代の出来事や一緒にいた人のことを思い出しますよね。懐かしいという気持ちは、心を温かくしてくれます」と谷さんは話します。

そしてもう一つ、歌には人と人をつなぐ力があります。

カラオケや歌声サロン、コンサートなど、音楽のある場所には自然と人が集まります。共通の歌を通じて会話が生まれ、新しい仲間との出会いにつながることも少なくありません。

「音楽があるところには笑顔があります。出会いが生まれ、その出会いからまた楽しい時間が広がっていく。音楽は人を元気にするだけでなく、人と人をつないでくれる存在だと思います」と谷さん。

のど自慢が開催


そんな歌の楽しさを体験できるイベントが、9月24日に森下文化センターで開催される『昭和世代集まれ!歌って笑って のど自慢大会』です。(詳細は下記広告を参考)

歌の上手下手は関係ありません。青春時代に口ずさんだ昭和歌謡や思い出の一曲を歌いながら、多くの人と楽しい時間を共有できる催しです。当日は谷さんも特別審査員として参加し、会場のみなさんと一緒に歌を楽しみます。また、第38代木村庄之助さんによる相撲甚句の披露も予定されています。

観覧は無料ですので、「歌うのはちょっと恥ずかしい」という方も、まずは会場の雰囲気を楽しみに足を運んでみてはいかがでしょうか。

健康のために何か始めたいと思っている方へ。

まずは好きな歌を一曲、口ずさんでみることから始めてみませんか。歌うことは、心と体を元気にする身近な健康習慣かもしれません。

シンガーソングライター
谷 有由子さん

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