感染症 予防と対策

 暑い夏が過ぎ、空気が乾燥する冬が近づくにつれ気になってくるのが、インフルエンザの流行。今年は新型コロナウイルスもあり、ダブルでの感染予防が必要となってきます。予防対策は?受診の目安は? 地域密着型医院として多くの方を診察している豊洲医院 院長稲田香里先生にお話を伺いました。

まずかかりつけ医に相談してみましょう

 例年ですと、高熱が出たり、関節が痛む等の症状の場合は、受診して、インフルエンザの可能性も視野に、迅速に検査をして治療と進めていましたが、今年は、ご存じのように新型コロナウイルスの流行により、いつ、どのような症状で受診すればいいのか… ご不安を抱えている方が多いことでしょう。発熱やせきなどの症状が出たときには、まずは、かかりつけ医に電話で相談してみましょう。当院でも電話で症状を伺い、インフルエンザやコロナウイルスの疑いがある場合には、感染リスクを考え、時間を指定していただき、別室で待機していただく等の対応をしています。インフルエンザと診断がつけば治療法は確立されていますので、症状に添って治療を続けていただきます。また、コロナウイルスの可能性がある場合には、発熱外来を紹介して受診していただくようにしています。

なにより予防が大切

 ニュース等では、新型コロナウイルスばかりが取り上げられていますが、インフルエンザも、同様に体力の落ちている高齢者などは肺炎を併発する可能性もあり、毎年亡くなられる方も多い病気です。感染症にかからないためにも、生活を見直してみましょう。
■こまめな手洗いと手指消毒。
■咳エチケットの徹底(マスクをする、マスクがない時は手や袖で口を覆う)。
■部屋を換気する
■免疫力をつける(バランスのとれた食事、十分な睡眠)。
■人混みを避ける
■乾燥を防ぐ。

 コロナ対策と同じと思う方もいる事でしょうが、基本的に感染対策は同じです。決定的な違いは、ワクチンの有無。インフルエンザには予防のためのワクチンがあることです。インフルエンザワクチンはインフルエンザを発症する可能性を減らすだけでなく、感染後に重症化することを防ぐことができます。江東区では、今年度に限り、65歳以上の方は無料でインフルエンザワクチンを接種できます。また、肺炎を予防するための、肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方で、該当される年齢の方には、助成金が支給されます。感染症にかからないために、生活習慣を含め出来る予防対策をしっかり行い、この冬を元気に過ごしましょう。

お話し

豊洲医院
院長
稲田香里先生

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