日曜日の昼下がり。日差しが差し込む部屋で、10数名の方が座禅の修養をされていました。穏やかな、ゆったりとした時が流れています。
52年に亘り座禅の会を主催している大道学舎、学頭の村瀬大翼先生が目指しているのは、『宗派にとらわれない、職場や家庭を大切にする。真実の生き方を求める、一般の方のための座禅の会』。特に今は、コロナ禍の中、座禅の修養を通して1人でも多くの人が、「不安や悩みに負けず、日常生活を力強く過ごしてほしい」と願って活動をしているそうです。
「雑念を追い払うことはできますか」と伺うと、「まずは、ゆっくりと呼吸をしながら数を数えると、意識が集中して心が落ち着いてきます」と村瀬先生。4年通われている栗原なお子さんは、「座禅の会に参加するだけで落ち着きます。私は、毎日座禅はできないので、口の座禅(御活号を30回お唱えする)を毎日行っています。日々を落ち着いて、元気に過ごせるような気がします。」とお話しされていました。
座禅は、休憩をはさんで40分。その後お経をあげ、終了となりますが、終了後、太極拳の練功十八法を行ったり、村瀬先生から菜根譚のお話を伺ったり、茶話会を楽しんだりしているそうです。
初心者の方には、手足の組み方・呼吸法等の作法を、丁寧に指導をしてくれます。また、足の組めない人のために椅子座禅もあります。
毎週日曜日、13時30分~15時30分、会場は福住会館。定例坐禅会の参加費は1回300円。(第1日曜のみ500円)。
お問合せは大道学舎
☎(5808)0267