秋バテを防ぐための高齢者向け健康アドバイス

夏の暑さが去り、秋が訪れると、体調を崩しやすい「秋バテ」に悩まされる方が増えます。特に高齢者の方々にとっては、夏の疲れが秋に持ち越されやすく、日々の健康管理が重要です。そこで、秋バテを予防し、健康で快適な秋を過ごすためのポイントを豊洲医院の稲田先生にお聞きしました。

気温差が大きい日などは自律神経が不安定になりやすいので、自律神経を整えることを意識するといいですね。適度な運動を続けることは重要です。秋は気温が下がり、過ごしやすい季節ですので、軽い散歩やストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすようにしましょう。運動は血行を促進し、免疫力を高める効果があります。散歩、ウオーキングは、隣の人と話が出来るくらいのペースで歩くといいでしょう。

次に、バランスの良い食事を心がけましょう。夏に失われた栄養素を補うために、ビタミンやミネラルを豊富に含む食材を積極的に摂ることが大切です。特に秋の旬の野菜や果物は、体調を整えるのに役立ち、自律神経の働きをサポートします。食事の内容が偏ると自律神経が乱れやすくなるため、栄養バランスに気を配ることが重要です。

さらに、体を冷やさないように注意しましょう。朝晩の冷え込みが強まる時期には、薄手の上着やカーディガンなどで体温調整をしやすくすると良いでしょう。また、入浴でしっかりと体を温めることも秋バテ予防に効果的です。特に、ぬるま湯にゆっくり浸かることが自律神経を整える上で効果的です。

十分な睡眠をとることも大切です。夏の間に乱れた生活リズムを整え、夜は早めに寝ることで質の良い睡眠を確保しましょう。

そして涼しくなるとつい水分補給を忘れがちですが、体内の水分バランスを保つために、こまめに水分を摂ることが大切です。温かいお茶やスープなども良い選択です。水分をしっかり補給することで、体の循環が良くなり、自律神経の働きもスムーズになります。

これらのポイントを日々の生活に取り入れて、秋バテを防ぎ、健康で快適な秋をお過ごしください。

お話し

豊洲医院 
院長
稲田 香里先生

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