ウイズコロナ時代の熱中症対策

東京の都心ではすでに真夏日を記録するなど、厳しい暑さとなっています。この時期は、まだ体が暑さに慣れていない上に、マスクの着用でさらに、体に負担がかかると言われています。  ウイズコロナ時代の熱中症対策について、医療法人社団 葵会 介護老人保健施設 葵の園・江東区 看護師長補佐 門田智子さんに伺いました。

マスクは上手に活用しましょう

新型コロナウイルスの感染を防ぐため、厚生労働省などは引き続きマスクの着用を求めていますが、気温が上がるこれからの季節はマスクをすることで、熱中症のリスクも高くなります。

マスクを着けているときと、着けていない時を比較すると、服1枚多く着たくらい暑さを感じると言われています。

家に一人でいる時や、外出時、人が少ない場所や人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクを外すよう心がけましょう。また、汗をかいてマスクが湿ると通気性が悪くなります。マスクを適度に取り替えるようにします。

エアコン・扇風機を上手に活用

熱中症というと暑い日差しの中を想像するかもしれませんが、実は室内で多く発生しています。エアコンによる室温管理が重要ですが、一般の家庭用エアコンは空気を循環させるだけで、換気の機能はありません。新型コロナウイルスの感染予防のためにも、2時間に1回、20分くらい窓を開けて室内に風を通して換気を。また、扇風機をエアコンと向かい合う位置に置き、空気を循環させるといいでしょう。

この他、3食、バランスの良い食事を摂る。十分な睡眠も大切です。また、ご自身の体調を知るために、朝昼晩と3回、体温を測定し、カレンダーなどに記録しておくといいですね。

新型コロナウイルスの対策が続く中で迎える熱中症シーズン。備えあれば憂いなし。心の備えもしておきましょう。

お話し

医療法人社団 葵会
介護老人保健施設 葵の園・江東区
看護師長補佐 門田智子さん

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