
マスクをつけることが日常になった現在。無意識のうちに口をあけたまま、口で呼吸している方が多くなっているようです。
お口の健康を保ちウイルスに負けないためにはどうしたらいい? 患者様の全身の状態を常にチェックしている天明堂はりきゅう治療院 院長 中村和明先生に伺いました。
鼻呼吸をしていますか?
ウイルスや細菌は、さまざまな経路から私たちの口や鼻からのど(気道の粘膜)に入り込んで体の中に進入します。でも、鼻は鼻毛や粘膜があり、ウイルスが侵入する前に70%以上キャッチして防いでくれると言われています。
まずは、ご自身が鼻呼吸をしているか確認しましょう。口をあけて呼吸をしているようでしたら、意識的に鼻呼吸を心がけましょう。
口の中を健康に保つためには
では、お口の中はどうしたらいいでしょう。
もともと人の身体は、唾液の力で歯の表面や舌、粘膜に付いた汚れや細菌を洗い流し、清潔に保つようになっているのですが、唾液の分泌量が減っている高齢者のお口の中は、自浄作用が低下しています。お口の健康を保つためには、唾液の分泌量を増やすことが大切です。
唾液の分泌を促す舌トレーニング
唾液の分泌を促すよう、こんな体操をしてみましょう。

①舌を延ばして、先端を上顎に巻くようにして付けます。
②この状態で、ゆっくりと舌を前後左右に動かします。前、後ろ、左、右と順番に30秒くらいできるといいですね。
30秒くらい行うと唾液がたまってくるのが分かるものですが、出ないようでしたら、大好きな食べ物や梅干しを思い浮かべるといいかもしれません。
テレビを見ながらやお時間のある時に、無理のない範囲で1日2回くらい行いましょう。
この他にも唾液の分泌を促すための工夫として、
・食事の時には、ゆっくりよく噛むことも大切。噛むことが刺激となって唾液の分泌が促されます。
・リラックスした状態だと、サラサラした唾液が多く分泌され、口の中がうるおいます。できるだけ、規則正しいリズムで生活することが大切です。
日に日に寒くなり空気が乾燥して、インフルエンザが流行る冬を迎えます。
コロナやインフルエンザに負けないために、お口の中の健康を心がけましょう。

アドバイス
天明堂はりきゅう治療院
院長 中村和明先生